キャンパス整備設計者選定について


大分県立芸術文化短期大学キャンパス整備設計者選定について

平成27年11月13日
公立大学法人大分県立芸術文化短期大学 理事長 中山欽吾


 大分県立芸術文化短期大学キャンパス整備の設計者を選定する公募型プロポーザルについては、17者からの応募がありましたが、この度、下記のとおり最優秀者と次点者が選定されましたのでお知らせします。
 多くの方からいずれも意欲溢れる清新な提案を寄せていただいたことに、心から感謝いたします。

 

 

1.実施経緯

○第1回選定委員会        平成27年8月10日(月)
 ・委員長、副委員長を選出し、実施要領、審査方法を決定しました。

○募集の公告           平成27年8月11日(火)

○参加表明書の提出期限      平成27年8月25日(火)
 ・31者から参加表明書の提出がありました。

○第1次審査図書の提出期限    平成27年10月9日(金)
 ・17者から図書の提出がありました。

○第2回選定委員会(第1次審査) 平成27年11月1日(日)
 ・提出のあった17者の提案書その他の書類を審査し、5者を選定しました。

○第3回選定委員会(第2次審査) 平成27年11月12日(木)
 ・プレゼンテーションとヒアリングに基づき審査し、最優秀者と次点者を選定しました。

○審査結果の公表         平成27年11月13日(金)

 

 

2.選定委員(五十音順、敬称略)

委員長  島岡成治(日本文理大学工学部建築学科 教授)
副委員長 鈴木義弘(大分大学工学部福祉環境工学科 教授)
選定委員 板井良助(有限会社但馬屋老舗 代表取締役)
     千葉 学(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 教授)
     中山欽吾(大分県立芸術文化短期大学 学長)
     廣瀬祐宏(大分県企画振興部 部長)
     山出淳也(NPO法人BEPPU PROJECT 代表理事)
     吉原恵子(大分二期会 事務局長)


3.審査経緯

 審査は、公募型2段階プロポーザル方式で行い、第1次審査では、実施要領に定める審査基準に基づき、独創性、経済性、機能性、的確性及び実現性並びに課題解決能力、取組意欲、実施方針の妥当性、確実に業務遂行可能な取組体制を審査し、応募のあった17者の中から、次の5者を選定しました。

受付番号 応募者名 所属事務所名
12 野沢 正光 有限会社 野沢正光建築工房
15 益子 一彦 株式会社 三上建築事務所
20 石原 健也 株式会社 デネフェス計画研究所
22 安原 幹 株式会社 SALHAUS一級建築士事務所
26 今村 水紀 株式会社 miCo.


 第2次審査では、公開でプレゼンテーションとヒアリングを行い、第1次審査の内容を再確認したうえで、総合的に審査し、上記の5者の中から最優秀者及び次点者を選定しました。

 ◆最優秀者 石原 健也(株式会社デネフェス計画研究所)
 ◆次点者  安原  幹(株式会社SALHAUS一級建築士事務所)


4.選定委員会講評

平成27年11月12日

大分県立芸術文化短期大学キャンパス整備設計者選定委員会としての講評

大分県立芸術文化短期大学   
キャンパス整備設計者選定委員会
委員長  島岡 成治

 本プロポーザルは、大分県立芸術文化短期大学のキャンパス整備にあたり、豊かな想像力・設計能力を有する設計者を求める目的で実施されました。提出図書の作成期間が短く、また提示した条件や課題が複雑であったにもかかわらず、17者から提案がありました。
 多くの方からいずれも意欲溢れる清新な提案を寄せていただいたことに、選定委員会を代表して心から感謝をいたします。

 

(1)全体講評
 課題とした音楽ホールやシンボルロード、また隣接する芸術緑丘高校との連携等について、各者多様な提案が見られました。敷地内の機能やゾーンをつなぐ意識が強く、そのために外部空間を有効に利用しようとする案が多かったことも全体的な特徴です。
 また、仮設校舎の考え方や工事の進め方については、各者で考え方の違いが表れ、発注者が提示した標準案にはない独自の提案もあり、議論の対象となりました。
 第1次審査では、委員の合議により、発注者の求めている部分を満たしつつ総合的に優れている5者を選定しました。
 第2次審査では、公開によるプレゼンテーションとヒアリングを行い、各委員が提案の内容と応募者の設計理念を深く理解したうえで、期待されるキャンパス環境の妥当性、技術的な裏付け、コストバランス等について十分に議論を尽くしました。中には、できうる限り既存改修を行うという今日的な興味深い提案もありましたが、委員の合議により最優秀者と次点者を次のように選定しました。

 

(2)個別講評
◯最優秀者
 石原 健也(株式会社デネフェス計画研究所)
 既存資産や自然環境をできるだけ残して、その中から全体構成のためのシンボルロードとキャンパスモールという2つの軸線を見いだした提案となっています。さらに、コスト・コントロールで実現するという図書館は、シンボルロードと一体化し、人文棟や芸術緑丘高校を含めたキャンパス内及び地域との交流拠点となるとともに、音楽ホールへ導く心地よい空間として提案されています。
 また、分散配置で計画された交流広場は学生に様々な居場所を提供し、これらを結ぶ県産材による雲状木構造屋根は独自性の高いものでした。
 以上の内容から最優秀者としました。

 

◯次点者
 安原 幹(株式会社SALHAUS一級建築士事務所)
 現状の樹木を利用した森の広場、学生の活動の場としての交流広場、さらにその間の大屋根広場という3つの広場の繋がりと重なり合いにより、全体を再構成する提案となっています。
 この中で、交流広場は県産材を利用したコリドーで囲まれ、そこにインフォメーションセンターや広場での活動拠点としてのギャラリーなどの離れを設置したことも評価されました。さらに、各棟のあり方や動線の具体的な提案も見られました。しかし、音楽ホール棟の性能について多少懸念があるなどにより、次点者としました。