「大分バス株式会社創立80周年記念ラッピングバスデザインコンテスト」の表彰式及び出発式が行われました

2017.05.23

 

 5月19日(金)、本学で「大分バス株式会社創立80周年記念ラッピングバスデザインコンテスト」の表彰式及び出発式が行われました。

 このデザインコンテストは大分バス株式会社が創立80周年を記念し、本学へ依頼したもので、本学美術科の松坂洋三教授、松本康史専任講師の指導の下、デザイン専攻プロダクトデザインコース2年生の縣内光太郎さんが最優秀賞を受賞しました。

 コンテスト2位の直野由佳(美術科デザイン専攻プロダクトデザインコース2年生)さん、3位の堀直輝(同コース2年生)さんも優秀賞、敢闘賞をそれぞれ受賞しました。

 

 表彰式の冒頭、大分バス株式会社 城内和敏代表取締役会長から「80周年という節目を迎え、市民の皆さまのご期待に応えたい。芸文短大の協力の下、ラッピングバスの出発を嬉しく思う。」とあいさつがありました。

 続いて本学中山欽吾学長が「皆が振り返るような明るいデザインで、街の明るさにつながる。これからも大分の街を盛り上げたい。」と今後の期待を込め、あいさつを述べました。

 

 

 縣内さんは「六角形」というタイトルのもと、黄色を背景に水色の六角形の模様をデザインしました。六角形は大分の伝統工芸である竹細工をモチーフにデザインし、六角形の空いているところは大分の街の発展をイメージするなど、意匠を凝らしたデザインになっています。

 2位の優秀賞を受賞した直野さんは大分の自然をテーマにしており、3位の堀さんは豊後梅の花や枝をテーマにした、どれも大分にゆかりのあるデザインとなっています。

 縣内さんのデザインしたバスは、約1年間大分市内を走行し、街中を彩る予定です。

 

 最優秀賞を受賞した縣内さんのメッセージです。

 色々な世代の方に受け入れてほしいと思い、幼稚園の送迎バスをイメージした、明るくかわいいデザインにしました。六角形は大分の伝統工芸である竹細工をモチーフにデザインしました。水色以外の六角形や、空いているところは大分の街の発展をイメージしました。
 完成したバスを見て、自分がデザインしたものがそのまま再現されていて驚きました。実際に街中を走り、色々な方が利用するのが楽しみです。

 今回、本学学生の日頃の努力が形となり、地元大分の活性化につながる大変喜ばしい受賞となりました。街中を走るラッピングバスを見かけるのが楽しみです。