新任の教員を紹介(2)

2015.04.18

 今年度、本学に4名の教員が着任しました。国際総合学科の大木正明准教授(英語)と許挺傑講師(中国語)、そして情報コミュニケーション学科の竹内裕二准教授(地域ビジネス)と野田佳邦講師(情報メディア)です。熱意あふれる教員を一人ずつ紹介します。2回目はバスケが趣味の国際総合学科・許挺傑講師です。

 

きっかけは「スラムダンク」/
日中連携を一緒に考えよう


―――国際総合学科の許挺傑講師(きょ・ていけつ)

 中国語・中国文化担当の許挺傑と申します。中国南部の都市、浙江省の出身です。大学は中国北部の都市、天津市にある天津師範大学に進学し、日本語を専攻しました。その後、筑波大学に留学し、外国語教育や第二言語習得、中日異文化コミュニケーションなどの研究に取り組みました。趣味はバスケットボールです。きっかけは子供の頃に見たあの日本の名作、「スラムダンク」です。「愛国教育(日本の視点から見れば反日教育ですが)」を学校などで受け、それでもなお日本に対して強い関心を持てたのは、アニメなどに代表される日本のサブカルチャーの影響が大きいと考えます。そのような素晴らしいサブカルチャーの創造と発信には、芸術や文化などを学ぶ学生の皆さんの力が大いに必要とされると思います。そういう意味で、学生の皆さんには、ぜひとも自分たちの学びに対して、誇りと夢を持って一所懸命取り組んでもらいたいと思います。これからどうぞよろしくお願いします。

 急速な経済成長を背景に、国際社会に圧倒的な存在感と影響力を見せる中国。日本との関係においても、政治面における困難は今後もある程度続くであろうと予想されますが、経済面では両国の連携をますます強めていかなければいけないこととなるでしょう。そのような中、中国という隣国とどのように付き合っていくべきか、その土地に暮らす人々の生活・文化・経済活動が日本にどのような影響を及ぼしうるかなどについて、真剣に考えていく必要があると思います。それらのことについて、日本人の学生さんと、中国語の勉強を起点として、試行錯誤をしながら、一緒に考えていきたいと思います。