芸短オープンカレッジ オペラ講座発表会を開催しました

2016.02.24

 芸短オープンカレッジのオペラ講座発表会を2月20日(土)、本学音楽棟小ホールで開催しました。さまざまな世代の受講者10人が半年間の練習の成果を披露しました。

 発表会は、第Ⅰ部に“ソロで舞台に立つのは初めて”という方々(初心者コース)、第Ⅱ部に“経験者でステップアップとして学ばれている”方々(経験者コース)、という2部構成で行われ、愛甲久美准教授が1曲1曲、物語を解説しました。

 

 

 

 第Ⅰ部では受講者たちがドイツ語などで堂々と歌いあげました。愛甲准教授は「最初だったので、全員日本語の歌詞で・・・と思っていたのですが、どうしてもドイツ語で歌いたいとおっしゃる方も!ぜひその意欲と成果をお聴きください」と講座での様子も紹介。第Ⅰ部の最後は愛甲准教授も受講者と舞台に立ち、「メリ-・ウィドウ」より『唇は閉じていても(愛のワルツ)』(レハール作曲)のダニロのパートを披露しました。

 オペラハイライトの第Ⅱ部では、ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」より「ひと言だけアディーナ」と「ラ・ラ・ラ」をそれぞれ2人ずつが発表しました。「歌う人によって役柄が違うキャラクターになります。それがオペラの面白さなのですよ」と愛甲准教授は話しました。また、行天正恭准教授が迫力ある指揮(兼プロンプター)で舞台を盛り上げました。

 

 


 フィナーレは全員で舞台に上がり“愛のワルツ”を熱唱、ホールは圧倒されるような声に包まれました。鑑賞に訪れたご家族や友人、学生らはその声に負けないような大きな拍手を送りました。

 



 

 オペラ講座は2015年度後期にスタートしました。音楽科声楽コースの愛甲准教授と行天准教授が歌と演技を指導しています。水曜日の夜・月2回のペースで行っています。新年度も受講者を募集します。オペラを楽しく、本格的に学べる講座です。ぜひ、ご応募ください。

 




 

◇芸短オープンカレッジ オペラ講座発表会 プログラム◇

-第Ⅰ部-

○モーツアルト作曲「魔笛」より「恋を知る人は」
パミーナ 神矢智子
パパゲーノ 藤田米春

○モーツアルト作曲「魔笛」より「イシスとオジリスの神よ」
ザラストロ 藤田米春

○オッフェンバック作曲「ホフマン物語」より「麗しい宵、恋の今宵(舟歌)」
ジュリエッタ 林静子
ニクラウス 若菜善幸

○レハール作曲「メリー・ウィドウ」より「唇は閉じていても(愛のワルツ)」
ハンナ 猪股順子
ダニロ 愛甲久美


-第Ⅱ部-

○ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」より「ひと言だけアディーナ」
アディーナ 草津小百合
ネモリーノ 山本裕基

○ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」より「ラ・ラ・ラ」
アディーナ 白石まさ子
ネモリーノ 山本裕基

○ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」より「ひと言だけアディーナ」
アディーナ 赤嶺裕子
ネモリーノ 山本裕基

○ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」より「ラ・ラ・ラ」
アディーナ 本郷佳奈
ネモリーノ 山本裕基

ピアノ:山﨑麻衣