芸短オープンカレッジ オペラ講座発表会を開催しました

2016.10.14

 芸短オープンカレッジのオペラ講座を9月3日(土)、本学音楽棟小ホールで開催しました。
さまざまな世代の受講者12人が半年間の練習の成果を披露しました。

 発表会は、第Ⅰ部に“ソロで舞台に立つのは初めて”という方々(初心者コース)、第Ⅱ部に“経験者でステップアップとして学ばれている”方々(経験者コース)、という2部構成で行われ、初心者コースは愛甲久美教授が、経験者コースは行天正恭准教授が1曲1曲、物語を解説しました。

 第Ⅰ部では、5名の受講者が出演。ソロやデュオで堂々と歌いあげました。3曲目に初参加の受講者と愛甲教授が一緒に舞台に立ち、《メリー・ウィドウ》より“たわむれの恋は”(レハール作曲)のヴァンランシェンヌのパートを披露しました。

 第Ⅱ部では、7名の受講者が出演。経験者の受講者たちは2重唱や3重唱を披露。また演技も加わり、演技と歌で表現する一味違うオペラを披露しました。ドレスやカツラをつけて披露した“けんかの3重唱”は、とてもユニークで会場からは笑いも起こりました。行天准教授も指揮兼プロンプター(前で支持をする人)で舞台を盛り上げました。

 フィナーレは全員で舞台に上がり《ポッペアの戴冠》より“君のために”(モンテヴェルディ作曲)を熱唱、迫力ある歌声に観客席から大きな拍手とともに「ブラボー」や「アンコール」の声も上がりました。

 アンコールに応え“乾杯の歌”(ヴェルディ作曲)も披露され、会場からは、さらに大きな拍手が送られました。

 オペラ講座は、2015年度後期にスタートしました。

 音楽科声楽コースの愛甲教授と行天准教授が、歌と演技を指導しています。水曜日の夜・月2回のペースで行っています。2016年度後期も受講者を募集します。オペラを楽しく、本格的に学べる講座です。ぜひ、ご応募ください。


 

オペラ講座発表会 曲目

【初心者コース】
モーツァルト作曲 《ドン・ジョヴァンニ》 より “手をとりあって”
ビゼー作曲 《カルメン》 より “ハバネラ”
レハール作曲 《メリー・ウィドウ》 より“たわむれの恋は”、“愛のワルツ”

【経験者コース】
モーツァルト作曲 《フィガロの結婚》 より “お先にどうぞ” 
チマローザ作曲 《秘密の結婚》 より “けんかの3重唱” 
ヴェルディ作曲 《リゴレット》 より “ジョバンナ、気が咎めるわ” 
モーツァルト作曲 《フィガロの結婚》 より “お先にどうぞ” 
ヴェルディ作曲 《リゴレット》 より “ジョバンナ、気が咎めるわ” 
チマローザ作曲 《秘密の結婚》 より “けんかの3重唱” 
モンテヴェルディ作曲 《ポッペアの戴冠》 より “君のために”