宮本修 特任教授が「豊の国学 中央講座~リレー講演会~」で講演を行いました

2017.02.22

 

 「平成28年度 とよのまなびコンソーシアムおおいた連携講座 豊の国学 中央講座 ~リレー講演会~」が、2月19日(日)、ホルトホール大分410会議室で開催され、本学 宮本 修 特任教授が『瀧廉太郎と中山悌一と大分』というテーマで講演を行いました。

 「豊の国学」とは、中央講座・分野別講座・関連講座及び協賛講座からなり、様々な角度から豊の国(大分県)を学ぶものです。さらに、大分の「人」、「文化」「産業」、「自然」に分類され、さらに深く学ぶことができます。今回、宮本特任教授は、大分の「人」の分野で講演しました。

 滝廉太郎と中山悌一については、それぞれの身上書を比較して共通項を見つけ出しました。
また、「荒城の月」について、今、私たちが歌ってよく知っている「荒城の月」は山田耕筰編曲のものであり、滝廉太郎オリジナルの「荒城の月」とは、3点の相違点があることなどを説明しました。

 圧巻だったのは、藤原歌劇団創設者の藤原義江氏と二期会創設者の中山悌一氏(本学学長の養父)による「荒城の月」の聴き比べでした。とても貴重な音源を聴く事ができた講演となりました。

 中山悌一氏の作曲した大分市歌、大分上野丘高校の校歌にもふれられ、一般の方にも分かりやすい、講座内容でした。

 

「とよのまなびコンソーシアムおおいた」は、「教育連携」に重点を置き、大分県内にある大学等学術機関の持つ知を集結し、共通の教育プログラムの開発や生涯学習講座の企画など、様々な取り組みを通して、大分県の教育レベルの向上を目指す為に設立されました。

<連携機関> ・大分県立芸術文化短期大学・大分工業高等専門学校・大分大学・日本文理大学・別府大学・別府大学短期大学部・別府溝部学園短期大学・放送大学・立命館アジア太平洋大学