水球ゴールシーンの映像
(その1 ワールドカップ編)

水球委員会科学研究が使用している分類を参考に、10のシュートシーンを選んでみました。映像は、FINA World Cup(1999年9月,シドニー)のものです。

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攻撃パターン

分類

シュートの説明

ファイル番号
選手名(国名)

セット攻撃
7mシュート 近年のルール改正で設けられたシュートで、7mラインより外のフリースローは直接シュートを打てます。ディフェンスの不意を付くシュートになります。

19-04
Estiarte (ESP)
アウトサイドシュート(ミドルシュート) ドロップバックやゾーンディフェンスに対するシュートで、現代の水球には必須のシュートです。国際レベルでは、このシュートがセット攻撃の大半を占めます。

19-15
Zinnourov (RUS)
カットイン・ドライブ 基本攻撃のひとつで、主にマンツーマンディフェンスに対する攻撃です。相手ディフェンスとの1対1から複数でのスクリーンプレーまであります。国内の高校生ではよく見られるパターンですが、国際レベルでは、ゾーンディフェンスが主流なのでほとんどありません。

14-09
Ikodinovic (YUG)
フローター 日本ではポストプレーヤーのことを言います。ここにボールを集めてシュートを狙ったり、攻撃の起点を作ろうとするので、ディフェンスとの激しいコンタクトプレーが見られます。またここは、退水の反則が最も起こる場所です。

08-06
Humbert (USA)

退水ゾーン(パワープレー)
セット前

退水という反則が起こり、オフェンス側が一人多くなると、セットする前に即座にシュートを打つか、各ポジションについてディフェンスの薄いところからシュートを打ちます。国際レベルでは、この退水ゾーンからの攻撃が多く見られ、その成功率は勝敗のカギを握ります。
その際のオフェンス側のポジションは、一般的に(1)左サイド(2)左ポスト(3)右ポスト(4)右サイド(5)左トップ(6)右トップに分かれます。

−−−| Goal |−−−−
(1) × (2) × (3) × (4)
   ×  ×
   (5)  (6)

01-09
Perez (ESP)
左ポスト(2)

16-08
Calcaterra,R (ITA)
右サイド(4)

02-10
Kiss (HUN)
左トップ(5)

20-05
Kasas (HUN)
左トップ(5)

05-10
Estiarte (ESP)

速攻
2対1 ディフェンスからオフェンスに素早く移行して、相手チームより一人多い状態を作れば、有利に攻撃できます。速攻で攻撃するためには、攻防の転換の判断と泳スピードが必要になります。力が拮抗していると、この攻撃パターンは少なくなりますが、わずかな隙をついてのこの攻撃は、スリルがあります。

17-09
Miller (AUS)

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