11月2日、3日に大分県臼杵市で行われた「 第23回 うすき竹宵」にて竹ぼんぼり(竹灯籠)を使用した造形作品を展示しました。
参加したのは、プロダクトデザインコースの短大1年生から専攻科2年生までの合計13名。学内の工房でパーツを作成し、臼杵市の八坂神社で組み立て、点灯しました。

幅、奥行き6M、高さ2.6Mの大きな作品です。一本の竹を16等分に裂き、内側に板をはめ込み自立させました。計25本の竹が使われています。

コンセプトは「般若姫の御霊を迎えるあかり」です。

・・・般若姫の御霊を迎えるあかり・・・

臼杵石仏を作ったといわれる真名長者の娘、般若姫は、その美貌が都に伝わり、朝廷から妃として所望されるが長者は一人娘である般若姫を差し出すことを拒み、 代わりにその姿を描いた玉絵箱を献上する。献上された玉絵箱を見た橘豊日皇子(後の用明天皇)は身分を隠して臼杵に下り般若姫と結ばれるが、やがて都へ呼び戻される。皇子の子を身ごもっていた般若姫は、玉絵姫を産むと皇子を追って都へ向かうが、船が嵐に遭い亡くなってしまう。一人娘の死を嘆き悲しんだ長者夫婦は、朝廷に玉絵箱の里帰りを願い出て、遺娘の玉絵姫とともに、玉絵箱を迎える。(うすき竹宵

この物語の「般若姫」と所縁のある都の風景を表現するために、東西南北の正方形の中にマス目状に竹を配置しました。

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