今年度の芸短デザインスクールとして、国内外で活躍されているイラストレーター上杉忠弘さんと本学の非常勤講師である網中いづる先生による、公開オンラインセミナーを開催しました。

例年対面での講演会形式ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、オンライン(zoomウェビナー)で実施。網中先生のナビゲートのもと、上杉さんのイラストレーターに至るまでの経緯や、海外から依頼される仕事について、イラストレーション・コンセプトアート分野についてもお話しいただきました。

またイラストレーターを目指す学生にアドバイスをいただき、学生からの質問等にも丁寧にご返答いただきました。最後は即興でタブレットによる人物も描いていただきました。高校生からクリエイティブ業界の方まで、県外からも多くの方が視聴され有意義な時間となりました。

<上杉忠弘氏プロフィール>

1966年宮崎県生まれ。イラストレーター。東京の美術学校セツ・モードセミナーを卒業。漫画家谷口ジローのアシスタントを経てイラストレーターに。主に女性誌や企業広告、書籍表紙などで活躍。2010年にコンセプトアーチストとして参加した米アニメーション映画『コララインとボタンの魔女』のコンセプトアートでアニー賞美術部門を受賞。ディズニー映画『ベイマックス』『リメンバー・ミー』、『キャロルアンドチューズデイ』OP映像などに参加。ニンテンドー3DSソフト『謎惑館~音の間に間に~』、絵本『ねこの看護師ラディ』講談社、など。TIS会員。

<網中いづる氏プロフィール>

イラストレーター。書籍装画『完訳クラシック 赤毛のアン』シリーズ(講談社)、新装版『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ(KADOKAWA)ほか、絵本『ふくはなにからできてるの?』(福音館書店)など多数。ワコール70周年カレンダー、ユニクロUTキャンペーン、AGF「Blendy stick 紅茶オレ」キャンペーン、サザビーリーグKIHACHIパッケージ、三越伊勢丹、松屋銀座装飾など。2003年 TIS公募プロ部門大賞、2007年 講談社出版文化賞さしえ賞。大分県立芸術文化短期大学非常勤講師。 TIS会員。