9月18日(土)、大分市内ファベルスペースにて、大分郷土玩具「一文人形」の絵付け体験ワークショップを開催し、10組29名のご家族が参加しました。(子供たちのための伝統文化の体験機会回復事業)
「一文人形」は江戸時代に始まり、柞原八幡宮の仲秋祭「浜の市」(例年9月中旬に開催)で販売される首人形で、大正時代に一度途絶えましたが、昭和に入り復刻され、現在は郷土玩具作家・宮脇弘至氏(豊泉堂)のみが製作しています。
ワークショップでは、本学デザイン専攻(ビジュアルデザインコース)の西口顕一准教授が、浜の市や一文人形の歴史、絵付け方法等の説明を行い、宮脇氏に制作していただいた素焼きの人形を土台として、伝統にとらわれない自由な表現で絵付けを体験していただきました。

参加者の作品は、オリジナリティ溢れるものばかりで、様々な視点で郷土玩具に興味を持っていただく機会となりました。来年度も開催を予定しています。
※2020年・2021年の仲秋祭「浜の市」は、新型コロナウイルス感染拡大により中止。