専攻科造形専攻(ビジュアルデザイン)の1年生6名が認知症について理解を深めるためのリーフレットを作成しました。この取り組みは上野ヶ丘地域包括支援センターから依頼を受け、「造形研究Ⅰ(西口准教授担当)」の授業の一環として取り組んだもので、認知症サポーター養成講座を受講した後、同センターと認知症の症状や印象について、また相談先や情報を届けたい対象などのヒアリングを重ね、グループワークを行いながら作成しました。

2021年8月4日(水)に開催したプレゼンテーションでは、出席された上野ヶ丘地域包括支援センター職員、医療関係者、民生委員、大分市関係職員等の皆さまに、学生からコンセプトやレイアウト・配色について、表紙のキャッチコピー等を説明しました。

関係者からは「デザインの過程が見えて勉強になった。配色も優しい色に仕上がっている」「とても良いデザインで、認知症への理解が深めていけると思った。出来上がったらいろんな場面でリーフレットを出していきたい」等の言葉をいただきました。また専門家の視点から、より活用しやすいリーフレットにするためのアドバイスもいただきました。

取り組んだ内容は、2021年10月にオンライン開催された日本デザイン学会第5支部・研究発表会のライトニングトークでプレゼンテーションを行い、ベストトーク賞に選ばれました。