大分県立美術館にて、大分郷土玩具「一文人形」の絵付け体験ワークショップを開催。
ファミリー・一般合計24名が参加しました(大分市「子供たちのための伝統文化の体験機会回復事業」の一環)。

「一文人形」は江戸時代に始まり、柞原八幡宮の仲秋祭「浜の市」で販売される首人形で、大正時代に一度途絶えたが、昭和に入り復刻され現在は郷土玩具作家・宮脇弘至氏(別府豊泉堂)のみが製作している。

ワークショップでは、浜の市や一文人形の歴史、絵付け方法等の説明を行い、参加者は宮脇氏が製作した素焼きの人形を土台として、伝統にとらわれない自由な表現で絵付けを体験。来年度以降も継続的に実施し、現在大分市教育委員会、大分市文化財課と協力して調査も進行しています。

今年度は、外務省が取り組む「対日促進交流プログラム(ミライプログラム)」の一環で、クロアチア、ギリシャ、ルーマニアの大学生・大学院生が大分を訪れ、本学の工房にて一文人形の絵付体験を実施。

「対日促進交流プログラム」とは日本政府が推進する国際交流事業で、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策等に関する対日理解の促進と、親日派・知日派発掘、対外発信強化を目的としたもの。コロナ禍でずっとオンラインでしたが、訪日可能になって今回は東京と大分を視察し、その一環として絵付を体験しました。