「デジタルものづくり地域講座」で“ものづくり女子隊”が活躍しました

2014.03.26

 

 3月6日(木)、大分県立三重総合高校(豊後大野市三重町)で、「デジタルものづくり地域講座」が開催されました。これは、公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所が県内のいろいろな地域でデジタルものづくりの講座を開くものです。今回の三重町講座は佐伯、日田、中津に続く今期4か所目で、三重総合高校のメディア科学科の1年生に受講してもらいました。
ファブラボとは何か、モデリングの概念と3Dプリンターの仕組みなどについての講義と本学実習助手と“ものづくり女子隊”が行う、「オリジナルステッカーを作ろう」の実習を20人が1時限ごとに交代して、受講しました。

  三重総合高校到着後、“ものづくり女子隊”は、実施教室に機器類を搬入し、パソコンにiDecoraの専用ソフトをインストールする作業を始めました。カッティングシートやiDecora本体など重たい機材は、皆で分担・協力し、効率よく準備をしました。

 
  講義開始後も、これまでのファブラボ大分での活動やTV・CM出演などの経験を生かして、生徒のみなさんにわかりやすい説明と身近な話題を交えた作り方のアドバイスをしていました。パソコンのOSの違いから教室に設置されたPCでは、iDecoraが動作しないというトラブル発生時にも、素早い対応をしてくれました。今回の会場となった三重総合高校の生徒さんは、50分×2コマの授業中、私語もせずに真剣に講義を聴いてメモなどを取っていました。

 授業内では担任の先生や商業科主任の先生だけでなく、普通科など問わずいろいろな先生方が講義を見に来てくださり、iDecoraや3Dプリンター、本学についての質問などをしてくださいました。iPad導入などICTを活用する先進的に取り組んでいることもあり、先生方の教育に対する熱い姿勢に、気持ちよく講座を行うことができました。


   

  筆者の母校である、三重総合高校では豊後大野市の各家庭に配布するマイバックや地域限定のギフト用包装紙などのパッケージデザインを授業内で行っています。今回の講座をきっかけにデジタルものづくりで作った作品などを自ら発信していくようになっていただければ嬉しいと思いました。

記:情報メディア教育センター 高橋