「地域社会特講Ⅱ」で選挙出前授業を実施しました

2018.11.20

 

 11月13日(火)の「地域社会特講Ⅱ」で、大分県選挙管理委員会と大分市選挙管理委員会による選挙出前授業を実施しました。この出前授業は、県選管と市町村選管が、主権者教育の一環として県内の高校、大学、短大、専門学校などで実施しているものです。

 前半の選挙講座では、県選管の清家さんが、選挙制度の意義や最近の投票率について講義。後半は、県選管の加木さんと大分市選管の安部さんが加わり、「国会議員を選ぼう」というテーマで、実際の投票用紙・記載台・投票箱・計票機を使った模擬投票を行いました。

 

 

 模擬投票では、架空の候補者「大友しょうりん」「福沢よきち」「瀧けんたろう」の3氏が、各自の政策を述べ、学生から各候補者に質問した後、全員で投票。その後、学生代表3名が開票作業を行いました。結果は、雇用対策を重視する福沢候補が、子育て支援を訴えた瀧候補を僅差で破り当選。「子育ても大事だけど、就職も大事」という学生の意識がうかがえた結果でした。

 質疑応答では、「候補者の得票が同数だったらどうするのか」「同姓同名の人が立候補したらどうするのか」「投票所に行くのが困難な人への対策をどうしているのか」など活発なやりとりが行われました。最後に、大分市選管の安部さんが、「選挙の後、当選した政治家がどう活動しているのかをチェックすることも重要です」と結びました。

 授業後のアンケートでも、「世代による投票率の差が、政策に影響することがわかった」「選挙人名簿や選挙違反の知識が得られた」「一票の大切さを感じた」「選挙はこれからなので、投票を体験できてよかった」など、多くのコメントが寄せられました。

 学生のみなさんには、今回の出前授業を参考にして、周りの同世代を巻き込んで投票することを期待します。