【サービスラーニング】くちなしの実の収穫支援を行いました

2023.01.17

 

 1月14日(土)、サービスラーニングの一環として、大分市福宗地区において、くちなしの実の収穫支援を行いました。

 くちなしは、大分県内では、臼杵の郷土料理である「黄飯」(おうはん)に使用されるほか染料としても昔から用いられています。近年は、県内においてもくちなしを栽培している農家はほぼ無くなっており、また同地区では高齢化が急速に進んでいることから、サービスラーニングの一環として10名の学生が支援活動に取り組みました。

 朝の9時半に現地に到着してから、コロナ対策を十分に行ったうえで、くちなしを使った伝統料理について実際に説明を受けて調理しました。黄飯カレー、鶏飯、パエリアの仕込みをして、煮炊きをしている間、全員でくちなし収穫を行いました。作業後、完成した料理を皆で味わい、大分の伝統料理について理解を深めました。

 また、最近はくちなしの成分が化粧品として着目されており、その開発が進められていることから、化粧品会社の研究員の方々から説明を頂きました。午後からも収穫作業を行い、全てのくちなしの実を収穫しました。

 今回の活動を通じて大分市内の過疎・高齢化地域の現状と理解するとともに、大分県の伝統的な農産品の活用などについて学習しました。

*サービスラーニングとは、学んだことを地域で活かす、地域で活動することで学びの意義を確かめようとする、本学の特色ある教育プログラムです。本学では、情報コミュニケーション学科の専門教育科目として、また、その他学科においては共通教育科目として、毎年200名を超える学生が30時間以上の活動を行っています。