【サービスラーニング】くちなしの実の収穫支援を行いました

2024.01.16

 

  1月13日(土)に、サービスラーニングの一環として、大分市野津原福宗地区において、くちなしの実の収穫作業を支援しました。くちなしは、栗きんとんやたくあんの着色料(黄色)として用いられる他、大分県内では臼杵の郷土料理である「黄飯」などにも用いられています。また昔から繊維の染料としても用いられています。

 近年は、全国的にくちなしを栽培している農家はほぼ無くなっており、数少ない大分県内の生産地であるこの地区でも高齢化と過疎化が急速に進んでいることから、収穫を支援することになりました。この活動に13名の学生が参加しました。

 参加した学生達は、朝からくちなしを使った伝統料理について説明を受けて実際に調理をしました。黄飯カレー、パエリアの仕込みをして、炊いている間、全員でくちなし収穫を行いました。作業後、完成した料理を皆で味わい、大分の伝統料理について理解を深めました。 参加した学生からは、「斜面での収穫が大変だった」「楽しい経験ができて良かった」「ネットで販売すれば全国の方に買ってもらえるのではないか」などの意見が寄せられました。

 今回の活動を通じて大分市内の過疎・高齢化地域の現状と理解するとともに、大分県の伝統的な農産品の活用などについて学習しました。

*サービスラーニングとは、学んだことを地域で活かす、地域で活動することで学びの意義を確かめようとする、本学の特色ある教育プログラムです。本学では、情報コミュニケーション学科の専門教育科目として、また、その他学科においては共通教育科目として、毎年200名を超える学生が30時間以上の活動を行っています。