「地球の小っちゃな田ノ口」で田植えをしました!

2013.07.02

 

 過疎高齢化が進む農村で、大分市田の口地区の人たちと楽しみながら地域を盛り上げる活動をしている「地球の小っちゃな田ノ口」で、地域の人たちや幼稚園生と6月18日(火)に田植えをしました。6月11日(火)の「地域社会特講Ⅰ」の授業で、「地球の中の小ちゃな田ノ口であそぼう」の小野信一さん(けやき農場)に来ていただき田ノ口の状況や活動についてお話を伺いました。

 田の口地区は栗灰地区の一部として拓かれ、石垣原合戦に栗灰氏が参加したとの記述があります。大正期27戸、戦後開拓者の入植で30戸、現在は8戸となっています。 戸数13戸(内空き屋4戸・1戸は不在) 、人口22名のうち、65歳以上が11名、65歳未満が11名、男性9名、女性13名となっています。65歳以上が半数以上を占めることで、共同作業維持困難な「限界集落」ということになっており、限界集落では「耕作放棄地増大」「森林の荒廃」「獣害・病虫害の増加」「ゴミの不法投棄」「空き屋」「伝統的催事の衰退」「集落景観の荒廃」などの問題が起きています。

 しかし、小野さんの構想は、楽しみながらむらおこしを行うという、「自然の発見(自然を感じてみよう・五感で感じる)」、「農業の発見(農業を発見してみよう・農村の発見(集落の風習・祭りに参加してみよう、道祖神・祠など))というものでした。

 小野さんは元市役所職員で、現在は無農薬・有機栽培の「けやき農場」を経営なさっています。 田の口のファンになってもらうために、遊びの発想で、体験農園・養蜂(日本ミツバチ)・メープルシロップ・炭焼き・空き屋再生・アースバックハウスなど、いろんなことを発想してみたいとおっしゃっています。

 今回は第1回目の活動でしたが、これからも引き続き、いろんな活動を考えてサービスラーニングで実践していきたいと思っています。