情報コミュニケーション学科のゼミで「ガンジーファーム」と協業で活動を行いました
2025.12.10
情報コミュニケーション学科・吉村ゼミ(2年生を対象)では、竹田市にある「ガンジーファーム」と協業で「地域企業の課題解決のためのメディア活用」をテーマに年間を通したゼミ活動を行っています。
まるひでグループはガンジーファームなどの観光牧場を経営するだけでなく、丸果大分大同青果をはじめ、大分県内のトキハやイオン、新鮮市場などでの精肉販売といった“食ビジネス”、ゆふいんホテル秀峰館、別府灯りの宿燈月、別府眺望の宿しおりといった人気温泉宿を中心とした“観光ビジネス”、さらに鉄板焼店などの飲食業、土産物販売に至るまで、県内消費者と様々なチャンネルを持っている県内有数の企業です。
昨年2024年10月から始まったゼミ活動では、農場担当者による講義や農場視察などを通して「乳用牛としてすでにその役割がある雌牛ではなく、「市場ではなかなか価格形成に難点のある雄牛をどのようにブランド化して高付加価値化するか」という企業が抱えている課題把握を行いました。さらに本学学生から学生それぞれが考える企業課題の解決案を発表し、具体的な議論を行い、①ガンジー牛の加工品を活用して次世代の顧客(20代~30代)を意識した新しい商品開発、②映像メディアを活用したプロモーションについて、という2つのアプローチで取り組んできました。
具体的には、学生の意見を反映させた新商品開発を行うべく、ガンジー牛を使った加工食品の試作品(ハンバーグ、メンチカツ、ウインナー)、大分県産のニラやカボスなどを活用した自家製ソース5種類の試作品をそれぞれ組み合わせてどのような新商品を作るか、を探るべく試食会を行い、ガンジー牛を使ったハンバーガーを商品化することになりました。さらに、新商品開発と並行してブランディングや商品認知を目的に、ゼミの学生が3班に分かれ、「ガンジー牛自体やガンジーファームを認知する動画」「ガンジーバーガーのプロモーション動画」を、さらにもっと若い世代に馴染むようなキャラクターデザインも制作しました。
これまでの長期にわたるゼミ活動に関して謝意を直接学生に伝えるべく、11月17日(月)ガンジーファームを経営する㈱まるひでの小野社長をはじめとした役員の方々が来学、吉村ゼミの学生それぞれに感謝状と記念品の授与が行われました。
1年を超える今回のプロジェクトは、実社会との接点、企業課題を自らのアイデアや表現力でどう解決につなげるか、自らが提案し解決策を実行する、等、実践的な要素が多く含まれており、卒業後にこれから社会で活躍していく学生にとって、それぞれに「手応え」を感じる貴重な学びの機会となりました。



















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