大分市福宗岩下にクチナシの実の収穫に行ってきました!

2015.01.27

 

 1月11日、大分市福宗岩下地区にクチナシの実の収穫のお手伝いに行ってきました。収穫先は、1月6日の地域社会特講でお話しいただいた田中さんの実家の畑です。国内ではほとんど流通していない品質のよい国産のクチナシですが、収穫の人手が足りず、困っているそうです。品質のよい、ここのクチナシは、東大寺のお水取りで配られる椿飾り花のめしべの着色に使われてます。

 収穫をお手伝いした後、昼食をいただきました。クチナシは、ご飯や大根の漬け物、パエリアの着色に使われており、自然な優しい味がしました。

 食後は「じゅず玉プロジェクト」のみなさんお話を聞きました。耕作放棄地にじゅずを植え、高齢者の方にお手玉などの工芸品をつくっていただき、販売していこうという試みです。

 今後とも過疎化が進む地域の活動を行っていきたいと思います。

 

以下は参加した学生の感想です。

 

 クチナシというものがどんなものか知らなかった為どんなものか確かめたいと思ったので今回の活動に参加させていただきました。また、自然がたくさんある場所に行きたかったためちょうど良いかなと思い活動することで自然と触れ合いたいと思いました。
 集落にいる方々や、クチナシを収穫している方とその親戚の皆さんに出会うことができました。皆さんとても仲良くしてくれて楽しかったです。沢山のお話を聞くことができました。集落の話や武者返しの石垣の話はとても興味深くてお話を聞くことができて嬉しかったです。クチナシの収穫の仕方が少し難しくて最初は友だちと2人で出来ないねと言っていましたが、うまく摘むコツを教えてもらってからは作業をするのが早くなりとても楽しく収穫体験をすることができました。茎のあたりをポキッと折るとうまく摘めるらしく中の実が出てこなくてしっかりと摘む事が出来ました。やはり、人とコミュニケーションをとることが大切だということを再確認しました。自分と年齢が離れている人に対しての態度などはバイトで学んでいたつもりでしたがそれ以上に今日は沢山の方によくしてもらい、コミュニケーションの取り方は人の年齢や地位で考えるのではなくその人単位で考えるべきものだという事を学べました。
 集落には、人が本当に少なくてこのような地域がたくさんあるという話を聞いたので、そういう地域や集落をどのように守っていくか、どうやって支えていくかを調べてみたいなと思いました。私たちのような若い人が収穫体験の為、集落にいくことで今起こっている現状を目の当たりにし、田舎や人がいない集落について考えていくことと、その集落の方々のお手伝いをすることで自然や人の温かさに触れていくというのが意義なのではないかなと思います。
 最初は、クチナシの実を取るのは初めてだったので途中から飽きたり、疲れたりしてしまうのではないかと心配していましたが意外と楽しくて黙々と作業をしていました。こういう作業も自分には向いているのかもしれないと思うことができました。

情報コミュニケーション学科1年 川邉佑奈

 

 

 クチナシの実を知らなかったし、市内から少し離れた自然に触れたかったということもあり、参加しました。
 お昼はクチナシの実で黄色に染まったご飯と豚汁、お漬物などをご馳走になりました。お昼をご馳走になった時に、親戚の方々が多く集まられて、息子さんの話や、旦那さんの話をおばあちゃんが話してくれました。クチナシの実の収穫の仕方を娘さんが教えてくださり、スムーズに収穫できました。横に実を曲げると、ポキッという音がして簡単に収穫できます。
 ボランティアをして、田舎のことを知ってもらえるように情報発信することの大切さを感じました。なので、写真を撮ることを心がけ、SNSでツイートしました。田舎のおばあちゃんやおじいちゃんが昔のことを話してくれるのはとても貴重なことで、その話を次の代へと受け継ぐことができるようにしなければならないと思いました。なので、これからできる限り昔の話を自分がしっかり聞いていこうと思いました。限界集落で6戸しか住んでいる家がない地域には初めて行きました。おばあちゃんは、車を運転できないからどこにも行けないと言っていました。なので、ボランティア活動を通してお話ができる機会が増えるようにしたり、自然を活かしたイベントを催して活性化してほしいと思いました。そのためにも、情報発信を続けていこうと思いました。
 田舎の方で行われるボランティアや自然と関われるボランティアは、社会人になった時にあまり参加できなくなると思ったので、今の間に多くのボランティアに参加し、様々な人と出会い、貴重なお話を聞いていこうという意識が強くなりました。

国際総合学科 1年 渡邉晴奈