大分名物『吉野の鶏めし』のパッケージを美術科デザイン専攻の学生2名がデザインしました

2016.06.03

 大分名物、吉野食品有限会社さんの商品、『吉野の鶏めしの素』のパッケージデザイン制作依頼を昨年秋にいただき、本学美術科デザイン専攻ビジュアルデザインコース1年生(現2年生)16名が取り組み、1人2案ずつ提案しました。

 社員の方々にご投票いただき、その結果、今村仁太郎さんと興梠留実さんのデザインに決定し、店頭販売商品として、デザインにブラッシュアップを加えて無事完成しました。

 デザインが採用された2名と担当教員で工場を訪問し、商品になるまでの作業工程を見学、出来立ての鶏めしを自分でおにぎりにし、試食もさせていただきました。最後は、帆足社長とパッケージと一緒に、記念撮影も行いました。
 なお、2人がデザインしたパッケージは、従来のパッケージとは別ラインで、トキハにて販売中です。

<今村仁太郎さんより一言>
『贈答品用に高級感のあるパッケージ』というテーマで、全体を整理し、落ちついた配色にしようと心がけました。デザインを左右対称にしつつ、茶碗の色を一つ一つ変えたので、配色に時間がかかり大変でしたが、実際に店頭に並んでいるのを見ると、味わったことのない達成感がありました。皆さん、“吉野の鶏めしの素”ぜひお買い求めください。

<興梠留実さんより一言>
『伝統的味わいにプレミアムを』というコンセプトで、昔ながらの味を再現・保存している点に着目し、「家庭用」だけでなく「贈り物」としての価値を高めることをイメージして制作しました。初めてのパッケージデザインだったので、何から始めればいいのか最初の時点で悩み、様々な制約に苦戦しましたが、最終的に、企業の方々と私が持つイメージがマッチングしていたことが、本当に嬉しいです。また、実際に工場見学の際に、選んでくださった方々の話を直接聞けたことも嬉しかったし、デザインは1人では出来ないことを改めて実感できました。貴重な体験をありがとうございました。