木佐上こがねくも相撲選手権に参加しました!

2014.07.22

 

 7月13日、大分市木佐上コミュニティーの「木佐上こがねくも相撲選手権」に参加しました。丹精込めて育てたこがねくもを棒の上で戦わせる大会です。下に落ちたり、戦意を失った方が負け。子どもから大人まで夢中でくもたちのバトルを応援していました。
このイベントには、地区の内外から、多くの参加者や見学者が訪れていました。会場のお寺のお堂にズラリと見物人たちが並び、行司役は豊岡住職や区長さんが務めました。本学の学生も25名が参加、会場の片付けや写真撮影・取材などを行いました。

 大分市佐賀関木佐上地区は日豊線幸崎駅から南に延びた谷あいの地域です。戸数280戸5自治区1小学校区で、高齢者率は40%を越えています。今年、木佐上小学校は138年の歴史の幕をおろしましした。

 昭和63年、区民の総意で「木佐上コミュニティー」を組織、平成8年には「全国豊かなむらづくりコンクール」で農林水産大臣表彰を受賞、その後、県や市から表彰を受けています。1月は「ひょうたんまつり」、5月は「もみのき山山開き」、6月は「ふれあい農園田植え・どじょうすくい」、7月は「こがねくも相撲選手権」、10月は「ミニバレーひょうたんカップ」、11月には「ふるさとまつり産業文化祭・ふるさと運動会」・・・と、多様な活動を行っています。

 

 本学では、サービスラーニングで木佐上地区を訪れ運動会や山開きに参加、お寺で水墨画体験を行ったほか、神社などの調査行ってきました。今後、大分市森林セラピー事業の活動とあわせて、木佐上地区での地域活動を行いたいと思います。

以下は参加した学生の感想です。
 コガネグモの相撲を応援したり、受付で記名してもらい、抽選番号が書かれている札を渡したり、幔幕の片付けやイス・長机を体育館へ運んだ。また、祭りがおこなわれている場所の周辺を散策した。轟神社や廃校が決まった小学校へ行った。
 カレーを買った際に、木佐上のおばさまたちがきゅうりの浅漬けをくれた。地域の子供たちとも触れ合った。最初のほうは、何をすればいいのかがよくわからず、おろおろしていたが、途中で勇気を出して、「手伝います」と声をかけたら、「じゃあ、これしてくれる?」といってくれた。日ごろから相手との会話について考えていた。  今回、人と接する機会があったので、役立ててみた。少しの勇気で多くの経験を得られるということがわかった。また、小学校の廃校という問題があることも知った。小学校が廃校すると、その周辺の子供たちが遠くの学校まで通わないといけないという問題が起こる。そういった地域の問題をより学びたいと感じた。
 地域の方々がみな、優しく気軽に接してくださった。人の温かさに触れた一時だった。それとは関係なく、先ほど挙げた小学校の廃校という問題が生じている。今回は、勇気を出して声をかけた結果、忙しくも楽しい活動ができた。私自身も少しは成長がみられたと思えた一日だった。
情報コミュニケーション学科1年 井上智尋
 
 小さな村での活動ということもあって、今まで行ってきた地域活動で学んだ知識から、自分たちで町を盛り上げる活動内容に共感を覚えたから参加しました。
 受け付けを行って、お昼になると地域を散策しました。昔からある建物や神社の木などを見て、その場の雰囲気を肌で感じることができました。
 たくさんの年代の人が自分で育てたくもを持ってきていて、小さな子は自分のクモの強さをアピールしてきたり、子どもらしい遊びを少ししてみたりした。自慢げな姿が可愛かったです。クモは苦手な方だったけど、みんなが自分のクモを強い自慢していてさわれないけど、見ることはできるようになれた。
 受け付けでは、初めて会う人とのコミュニケーションをとることで、相手への配慮や丁寧な言葉遣いをするように心がけてやれました。村での活動も活気があってみんな楽しそうにしていて、どこで開催するかではなく、みんなに楽しいと思ってもらえるような企画をすることが大事だと感じ、自分たちで開催できる企画を考えてみたいと思いました。テレビ局も来ていて、そこでも放送されると思うので、たくさんの人にどんな活動が行われているのか知ってもらえる場があることはいいなと思いました。私がこういった活動についてフェイスブックで報告することで、面白そうだと思ってくれる人がいると思うので、伝えていくことをもっとしたいと思うようになりました。
情報コミュニケーション学科1年 横井未来