【サービスラーニング】竹田市で農業支援活動を行いました

2021.10.13

 

 10月9日(土)にサービスラーニングの一環として、より付加価値の高い商品を生み出す農業を実践している竹田市に、22名の学生が赴き、古代米の掛け干し体験や最新の技術を使ったトマト栽培に関する学習会を行いました。

 今回は、「ちよみ自然農園」で、古代米の掛け干しを体験しました。掛け干しは、刈りとった稲を適度な乾燥状態に保ち、栄養を穂先に集める昔から伝わる農法です。自然農法や古代米の特徴などについて説明を受け、慣れない手つきながら作業を行いました。収穫後、農家の方がふるまってくださった手作りの食事を秋空の下、おいしくいただきました。

 次に、荻町で先駆的なトマト栽培に取り組む「農事組合法人エコファーム21」を訪問し、代表の太田修道氏から、農業栽培の技術や農業に携わることの意義などについて説明を受けました。この法人ではこだわった技術によっておいしいトマトを追求し、地元の雇用創出にも貢献しています。学生は実際にトマトを収穫し、法人関係者と様々な質疑を交わしました。

 活動終了後は、テレビCMなどでも有名な白水ダムを訪問したほか、竹田市の魅力を発信し、町おこしの取り組みを続ける来竹(らいちく)の活動も見学しました。1日を通じて、竹田市における農業活動を体験しながら、持続可能な農村社会の在り方について考える良い機会となりました。

*サービスラーニングとは、学んだことを地域で活かす、地域で活動することで学びの意義を確かめようとする、本学の特色ある教育プログラムです。本学では、情報コミュニケーション学科の専門教育科目として、また、その他学科においては共通教育科目として、毎年200名を超える学生が30時間以上の活動を行っています。