東京藝術大学教授 青柳 晋 先生によるピアノ特講を実施しました

2023.08.31

 

 8月28日(月)~8月31日(木)の4日間、本学音楽ホールにて 東京藝術大学教授 青柳 晋先生によるピアノ特別講義を行い、専攻科音楽専攻と音楽科2年生のピアノコースの学生22名が受講しました。

 講習会では、情感を表現する技法や、フレーズごとの指の運びなど、受講生に丁寧にご指導いただき、専攻科音楽専攻の学生は、ウィーン国立音楽大学に在籍されている吉岡伶奈 氏にご参加いただき、バイオリンソナタの講習を特別講義で実施していただきました。

 また、8月29日(火)には青柳先生によるピアノリサイタルが開催されました。リサイタルには芸術緑丘高校の生徒さん、先生24名も聴講に参加し、参加者は青柳先生の技術と音楽表現を聞き逃さないように耳を傾けていました。

 

青柳晋先生によるピアノリサイタル

【演奏曲】
モーツァルト:アダージョK540
シューマン:アレグロ Op.8 ロ短調
フォーレ:ノクターン13番 ロ短調
ブラームス:4つの小品 Op.119
リスト:ソナタ ロ短調

公式サイト

Susumu Aoyagi Official Website | 青柳晋公式サイト

青柳晋 先生:プロフィール(公式サイトより) 

ニカラグア生まれ、米国で5歳よりピアノを始める。
日本に帰国後、全日本学生音楽コンクール全国大会で1位受賞。桐朋学園大学在学中に西日本音楽賞を受賞し、ベルリン芸術大学に留学。
1992年ロン・ティボー国際コンクールに入賞後、パリ日本大使館、ラジオ・フランス、旧西・東ドイツ各地からアメリカに至るまで各地で演奏活動を展開。ハエン、アルフレード=カゼッラ、ポリーノの各国際ピアノコンクールで1位受賞。1997年頃より日本でも演奏活動を開始し、2000年には青山音楽賞を受賞。第28回日本ショパン協会賞受賞。

これまでに10枚のソロ・室内楽アルバムをリリースし、いずれも高い評価を受けている。2006年よりリスト作品をメインに据えた自主企画リサイタルシリーズ「リストのいる部屋」をスタートさせ、2021年(12月17 日)には16回目、2022年には17回目を迎える。国内外のオーケストラとも数多く共演。著名アーティストからの信頼も厚く、近年は室内楽奏者としても活躍の場を広げている。2012年3月カーネギーホール・ワイルリサイタルホールでデビュー公演、現地メディアで絶讃を博す。コンクール審査員としても経験を重ね、日本音楽コンクール、東京音楽コンクール、ハエン国際コンクール審査員などを歴任し、高松国際ピアノコンクールでは第一回目から審査に参加、現在副審査員長として同コンクールのプロデュースにも携わる。

東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団など全国の主要オーケストラと協演。これまでに宇賀田克子、藤村佑子、山田富士子、山田康子、ジョー・ボートライト、リリー・クラウス、クラウス・ヘルヴィヒ、パスカル・ドゥワイヨンに師事。 東京芸術大学教授、洗足学園大学客員教授、札幌大谷大学客員教授、大分県立芸術文化短期大学特別講師、長崎おぢか国際音楽祭音楽監督を務めながら幅広く演奏活動を継続中。

 

吉岡伶奈 氏:プロフィール

大分県出身。4歳からヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校音楽科を卒業後、大分県立芸術文化短期大学を経て、現在ウィーン国立音楽大学ヴァイオリン科及び作曲科に在籍。

第42回霧島音楽祭音楽祭賞併せて音楽監督賞、第1回 Emmanuel Durlet Violin Competition 第4位、4th International Composition Award Vienna/Austria 第2位等受賞。
これまでにヴァイオリンを川瀬麻由美、加藤知子、エドワード・ツェンコフスキー、エリナ・ヴァハラ、ニキータ・ボリソグレブスキー各氏に、作曲をディートマー・シェルマン氏に師事。