大分国際車いすマラソン大会「海外選手とTALK SHOW」を開催しました

2017.10.30

 

 10月27日(金)、大分国際車いすマラソン大会「海外選手とTALK SHOW」を開催しました。このトークショーは大分国際車いすマラソン大会交流イベント兼、国際総合学科「多文化理解論」公開講義として開催され、今回で第8回目となりました。

 

 コーディネーターに車いすマラソンプロアスリートの廣道純選手、パネリストに洞ノ上浩太選手、カナダからジョッシュ・カシディ選手、オーストラリアからリチャード・コルマン選手をゲストにお迎えし、ジュリー・ヌートバー准教授の通訳により、様々なお話しを伺いました。

 

 


 

 洞ノ上選手は車いすマラソンの日本記録保持者であり、廣道選手、カシディ選手、コルマン選手はパラリンピックメダリストという、みなさん車いすマラソンの超一流選手です。
廣道選手による軽妙なトークで、一流選手の競技に対する本音や、プライベートやアスリート以外の活動ついてお聞きすることができました。
 

 日本とオーストラリアでは試合の結果によりスポンサーからの支援の可否や支援額が決まります。試合中のトラブルが多い車いすマラソンでは常に良い結果を残せるとは限らず、毎年支援額に変動があるそうです。どの国にも改善点はあり、「若い選手の育成の重要性」をみなさん唱えていました。
 

 廣道選手が「大分国際車いすマラソン大会」の魅力を聞くと、みなさん口々に「大分は速いコース。タイムが出やすく、世界のトップ選手と戦える。」とおっしゃっていました。
 台風の影響であいにく第37回大会は中止となりましたが、11月5日には6メジャー大会のひとつニューヨークシティマラソンや、その他にも大会を控えています。選手のみなさんが良い結果を残せることを期待するとともに、来年もまた芸文短大でトークショーを聞けることを楽しみにしています。