臼杵市立市浜小学校で「地域ふれあいアート講座」を開催しました

2017.12.01

 

 本学学生と児童が美術を通して交流を図る「地域ふれあいアート講座」を11月22日(水)、臼杵市立市浜小学校で開催しました。
 

 「地域ふれあいアート講座」は、本学の地域貢献活動の一貫として、2005年から毎年、県内各地の小学校を中心に取り組んでいるもので、子どもたちに創作の喜びや楽しさを味わってもらい、造形美術に対する興味や子どもたちの持つ感性を引き出すことを目的に行っています。
 

 今回のテーマは「絵の具の海を魚と遊ぼう!」。本学美術科美術専攻1年生27名と、臼杵市立市浜小学校2年生のみなさんで3つのグループに分かれ、絵の具の海づくりを行いました。

 

 

 事前の準備では学生たちがたっぷりと絵の具を準備。大量の絵の具に「絵の具の海」を予感させます。2年生のみなさんをアーチでお迎えし、いよいよ「地域ふれあいアート講座」のスタートです!体育館の床に広げられた大きな布に、小学生達は飛び込むように絵の具を塗り始めました。最初は筆やハケを使っていましたが、いつの間にか道具を使わず手や足でペイント。布じゅうを駆け回り、あっというまに全身が絵の具だらけになりました。普段こんなに大きなキャンバスに絵を描くことはめったにないはず。はしゃぐのも無理がありません。

 

 アート講座後半は学生たちが段ボールで作った魚やペットボトルに絵の具を塗り、リボンやスパンコールでデコレーションしました。最後は布と段ボールの魚をロープに吊るし、絵の具の海の完成です!中をくぐってみたり、ジャンプして触ってみたりと皆さん完成後も楽しんでいる様子でした。

 

 アート講座で交流を深めた児童の皆さんと学生たちはその後一緒に給食を食べ、昼休みも一緒に楽しいひとときを過ごしました。
 
 作品作りを思いっきり楽しむ小学生の姿を前に、学生たちも童心に戻り絵を描くことの楽しさをあらためて実感している様子でした。ある学生からは「ひとつとして同じ作品ができないことが嬉しい」という、ついこちらも嬉しくなるような声が聞かれました。
 

 顔が絵の具だらけになるのもお構いなしの子、最後まではみださないように丁寧に色を塗る子と、子どもたちの個性もそれぞれに表れていました。今回の「地域ふれあいアート講座」で文字通り体いっぱいにアートを体験していただいたことで、子どもたちがアートやものづくりの楽しさを少しでも感じてくれたことを期待しています。