「2019年度全日本吹奏楽コンクール課題曲指揮法講座」を開催しました

2019.05.24

 

 学校や音楽団体の指導者を対象とした「吹奏楽コンクール課題曲指揮法講座」を5月21日(火)本学音楽ホールで開催しました。

 この指揮法講座は、吹奏楽コンクールの課題曲を題材に、実際に中学・高校吹奏楽の指導者が公開リハーサルを行い、音楽科の講師陣と共に現場で生じる様々な問題を考察する講座です。

 本年度も県内の中学・高校の教員や、吹奏楽顧問、一般音楽団体の指導者、学生等、計35名が参加しました。

 

 はじめに、音楽科清水教授が「指揮者が変われば音楽も変わるということを体感してもらいたい。今日はその基礎的なことが勉強できたらいいと思っている」と挨拶しました。

 聴講者の中から希望者が指揮を行った後、指揮法担当の森口教授が指揮の取り方について良い例、悪い例を交えながらレクチャーしました。

 また、松宮専任講師から作曲者目線での楽譜の教則的な指摘を、中学生・高校生がつまずきがちな箇所について髙田喜夫専任講師が説明し、オーケストラの演奏者の意見も取り入れながら、参加者全員で解決策を見出していました。

 


 

 約2時間半に及ぶ講座はあっという間に終了しました。参加者からは「旋律で歌うところばかり意識していたが、そうでないところ(ファンファーレ)こそ大事なことに気づいた。円舞の話わかりやすかった」「アナリーゼ(楽曲分析)がありがたかった」「森口先生のわかりやすい解説とアドバイスで大変勉強になりました」などの嬉しい意見をたくさんいただきました