【サービスラーニング】上野ヶ丘清掃・歴史探索活動を実施しました

2021.06.09

 

  6月5日(土)、サービスラーニングの一環として、学生28名が大学の立地する上野ヶ丘地域を清掃しながら、古墳時代から戦国時代にかけての近辺地域の歴史や文化を学びました。

 大分県立芸術文化短期大学の所在する上野ヶ丘地域は、数々の遺跡が存在し、歴史的に重要な場所になっています。

 学生は周辺のごみを拾いながら、大学から南蛮BVNGO交流会館に行き、大友宗麟時代の歴史について学びました。ここではシアターや当時の戦国大名のなかでも最大級の大きさと優雅さを誇ったとされる庭園(2020年に再現)を見学し、スマートフォンを使ったVRツアーで当時の館の姿を学びました。また担当教員の綾部准教授から、当時の府内まちの特徴や南蛮貿易が日本にもたらした影響などについて説明がありました。

 次いで大学近辺にある「まこもが池」と5世紀ぐらいに造られたとされる「大臣塚(前方後円墳)」を訪問し、百合若伝説について学びました。平安時代に掘られたという元町石仏、岩屋石仏を訪問し、その特徴、作られた理由、遺跡保存の難しさなどについて説明を受けました。

 今回の活動は、たんに環境美化活動に止まらず、上野ヶ丘周辺地域が歴史的に重要な位置にあったことや、そこを大切にすることの意義を学ぶ良い機会となりました。

*サービスラーニングとは、学んだことを地域で活かす、地域で活動することで学びの意義を確かめようとする、本学の特色ある教育プログラムです。本学では、情報コミュニケーション学科の専門教育科目として、また、その他学科においては共通教育科目として、毎年200名を超える学生が30時間以上の活動を行っています。