大学連携講座『デジタルものづくりの世界―カッティングマシンを使ったシールづくりと3Dプリンターによる立体制作―』を開催しました

2014.09.14

 

 8月7日、8日、28日で、大学連携講座『デジタルものづくりの世界―カッティングマシンを使ったシールづくりと3Dプリンターによる立体制作―』を本学、情報処理演習室にて開催しました。

 本学の特任教授、凍田和美先生と、実習助手および情報コミュニケーション学科の学生指導の下、1日目はカッティングマシンによるシールづくり、2日目、3日目は3Dモデリングソフトによる3次元の動物をつくり、3Dプリンターで実際に出力をする体験を行いました。

 1日目のカッティングマシンによるシールづくりでは、パソコン上で自分でデザインをしたシールを実際にカッティングマシンで切り取り、シールを作成するといったことを行いました。

 参加された生徒さんは、すごく細かい作業を苦戦しながらも、素敵なデザインのシールを作り上げていました。

 2日目の3Dモデリングソフト『六角大王』をつかった立体作成では、慣れないソフトに苦戦しながらも、基本の操作についての講座を行った後、すぐに自分のオリジナルの立体を造形できるようになるなど、小学生の呑み込みの速さに驚きました。また、実際に動いている3Dプリンターを見学してもらいました。3Dプリンターを間近で見たのは初めてだそうで、動いている部分を輝いた目で見ていました。

 

 当初、3日目は9日に行われる予定でしたが、台風の影響で28日に延期となりました。3日目の内容は、実際に3Dプリンターを使って造形をしてもらいました。モデリングソフト「六角大王」から、「メタセコイア」で3Dプリンターで出力できるように変換し、「MONOGON」でその変換した立体に不備がないかチェックをし、「MakerWare」でサイズを調整し造形するという一連の作業も体験をしてもらいました。

 3Dプリンターで出力するまでには時間がかかりますが、その間も出来あがりのパーセンテージを見ながら「あと○%だから、○分ぐらいでできるね!」というように過程を楽しんだり、既に出力された作品を見ながら素材の特性や成形の仕組みなどを考えていました。

 

 今後も、このような講座があればもっと難しい立体やデザインの作成をしてみたいという感想や、大きくなったら、このデジタルものづくりに近い勉強もしてみたいという感想も聞くことができましたので、きっと新しい学問への興味を持つきっかけとなったと思います。

 

 

 

 

【情報メディア教育センター 実習助手 髙橋 記】