「日韓次世代映画祭」運営に本学学生ら若者40人が参加しました!

2014.04.16

 

 「第6回別府日韓次世代映画祭」を3月28日からの3日間、別府市中央公民館で開催しました。
この映画祭は、本学の教員、学生らが中心になって運営して来た国際的な映画祭です。今回は、人気男優のチョ・ジョンソクさんら豪華なゲストを招き、韓国映画「観相」「ソウォン(願い)」を先行上映。さらにドイツ映画「北朝鮮強制収容所に生まれて」を九州初上映するなど、収穫の多い映画祭になりました。

 本学学生ら日本人スタッフと、立命館アジア太平洋大学(APU)、日本文理大学(NBU)の韓国人留学生が力を合わせて、例年以上の良いチームワークを見せたのは特筆すべきことです。

 28日の深夜、別府入りしたチョ・ジョンソクさんは風邪を引き、体調が悪かったのですが、翌日夕方のトークセッション前には元気な姿を見せ、映画祭スタッフとの記念撮影にも気軽に応じ、学生たちを感激させました。韓国映画評論家協会賞主演女優賞を獲得したオム・ジウォンさんは、母親らとともに別府を来訪。チマチョゴリを着て司会する本学の女子学生をみると、リボンの結び目を直してあげるなど、細かな心遣いを見せました。

  映画は日本初上映となる韓国映画「観相師」のほか、アニメ映画「サイビ」、日韓学生合作「8月の小さな物語」と話題性に富み、観客も全国各地から「観相師」に400人以上詰めかけるなど盛況を見せました。

 

 この映画祭はタイトル通り、若い日韓次世代が運営の中心になっています。本学やNBUの学生約20名は、映画祭期間中、別府市内のホテルに合宿。来日したゲストの案内役を担当したAPUの韓国人学生は、夜遅くまでゲストに付き合い、昼間は観光地を案内するなど充実した日々を過ごしました。

 

 

 昨年8月に開催した「日韓学生短編映画制作交流」で来日したソウル芸術大学の男子学生は、作品「8月の小さな物語」の解説のために来日。主演した本学の女子学生(今春卒業)とともに、映画作りの苦労話をステージ上で語りました。

 映画祭学生代表を務めた能勢麻里子さんは次のように語っています。
「大きなプロジェクトを終えて、ホッとしています。学生代表は、スタッフに的確な指示を出し、動かすことが役割でした。しかし、最初のうちは、自分自身がやるべき仕事内容が分かっておらず、スタッフがよく分かるような丁寧さに欠けていたと思います。映画祭本番の3日間は、がむしゃらに動きました。ひとつの組織を動かすことは、とても難しいことです。組織の上司の気持ちが、少しだけ分かってきた気がしました。無事に映画祭を終えられたのは、スタッフみんなのおかげだと、とても感謝しています」。