スロヴァキア・ウィーク報告

2015.11.26

 

 芸短フェスタ2015イベントの初企画「スロヴァキア・ウィーク」では11月4日(水)~10日(火)に、スロヴァキア大使の講演、スロヴァキアに縁のあるアーティスト・あぐさんの作品展示、絵本展などが開催されました。

 スロヴァキア・ウィークの幕開けとなったミハル・コットマン駐日スロヴァキア共和国特命全権大使による講演。これは芸短オープンカレッジ「ヨーロッパ講座」の一環で、日本ではなじみのないスロヴァキアについて大使から直接、どんな国なのか聞くことができる絶好の機会でした。多くの参加者を前にコットマン大使は歴史や地理、経済に至るまで幅広く、そして風光明媚なスロヴァキアの写真などとともに説明しました。

 首都が大分市と人口規模が近く、温泉もあり、鍾乳洞(CAVE)が発見されているだけで6200あるスロヴァキア。国立のオーケストラやオペラの来日公演が行われるなど日本とは文化交流も行われています。人・言語・宗教については、大使がスロヴァキア語で語りました。スロヴァキア語を初めて耳にする参加者は、興味深そうに聴き入っていました。講演のあと、参加者は大使を囲み、ワインと軽食で歓談を楽しんで、ヨーロッパ講座を締めくくりました。

 期間中、学内ギャラリーではスロヴァキアで修行したあぐさんの人形などの作品を展示しました。あぐさんの作る人形は一見悪魔的なのですが、実は鉛筆を削ることができる人形であったり鉄棒をする人形がいたりと、予想外の細工が施してあり、見れば見るほど、知れば知るほど愛着のわく作品の数々でした。また、人形作りのワークショップも開催。あぐさんの指導のもと、参加者は没頭して着色やデザインに取り組みました。2時間の予定があっという間に4時間に延びたほど人気でした。参加者は口々に「楽しかった」と語りました。あぐさんは「ワークショップは初めての経験でした。人それぞれ出来上がりが違って面白く、やってよかったと思いました」と話しました。














◇学内ギャラリーでの展示
 

◇ワークショップ