アクアソーシャルフェス佐賀関磯崎海岸に参加しました!

2014.07.01

 

6月21日、「アクアソーシャルフェス佐賀関磯崎海岸」に参加しました。「アクアソーシャルフェス」は、トヨタと全国の地方新聞社、NPOなどが連携して実施する自然環境保護のイベントです。5月31日に実施した、別府の関の江海岸と冷川をきれいにして蛍を増やそうという企画に、引き続き行われました。
今回は、佐賀関磯崎海岸を清掃して、磯崎海岸をアオウミガメが返ってくる海岸にしようと海岸の清掃と防砂竹垣の作成を行いました。

海洋汚染やウミガメについて話を聞いて、海岸の清掃、海辺の植物群落を守り、ウミガメの産卵に適した海岸にするため、自然に返る素材でつくった防砂竹垣の設置を行いました。そのあと、地元の人たちがつくってくれた豚汁とおにぎりをごちそうになりました。

以下は参加した学生の感想です。
 ウミガメの卵を産む場所を自分達で作ってあげることに魅力を感じたし、アクアソーシャルフェスに興味をもったから参加した。海岸の砂丘にある木やビニール袋などのゴミを拾い、砂丘に竹垣を作ることをした。参加している人には、小さなお子さんやその活動の主な係りとして大学生の人がいたりして、地域活動を通して他の学生の人と関わりをもったり、どんな気持ちで参加しているのかやこれ以外にどんな活動を行っているかなど、コミュニケーションをとることができました。木と石を間違えたり、海藻とビニールの見分けがつきにくかったりしたところがありました。だから、なるべく砂場に顔を近づけてよく見える位置で行いました。どういう心持ちでこの活動を行うのかを前もって考えてから参加することができたと思います。
 一度海に出てしまったゴミを回収することは困難で、そのゴミが分解されて海水に溶け込んでそれが循環することで海が汚れてしまっていることを知って、もっと海を綺麗にしたいと思ったし、そのためにゴミを出さない方法をもっと知りたいと思いました。アクアソーシャルフェスの活動がたくさんの県で行われていて、地域の役に立つ活動を行っていることを感じて、たくさんの人たちに自然を大切にしようということが伝わっていくともっと自然豊かな国になるのではないかと思いました。
 海が汚れているということは知っていたけど、それで自分が何かしようと考えることは少なかったけど、自然を汚しているのは私たちでそれを放っておいてしまうのは違うと思ったし、生き物を守ることも大事なことだと感じました。また、このような活動があったら参加したいと思います。
情報コミュニケーション学科1年 横井未来


 私の地元でも、ウミガメの保護を目的とした海岸の清掃活動を行っており、以前から興味はあったのにも関わらず、参加にまで至らなかった。今回、地元で行っていた活動と同じ内容のことをすることが分かり、この活動の参加に至った。海岸の清掃活動、潮風除けの囲い作り、うみがめの数の減少の要因などの座学。
 この活動に参加する前に、道に迷い、タクシーを利用して磯崎海岸まで来た。そのタクシー運転手にウミガメの保護のための清掃活動の話をすると、今現在の海やウミガメの状況を詳しく知っており、とても心配していらっしゃった。地域で一丸となって、自然との共存に積極的で、また、考えていることが分かり、私自身もこれからのことをしっかり考えなければならないと感じた。座学で、私達が捨てたスーパーの袋やごみなどが海に沈み、袋などをウミガメが餌だと勘違いして食べてしまい、直接的な死因ではないにしろ、その袋のせいで、ガンになることが分かった。
 今はまだ、私が何か行動してすぐに解決できるような問題ではないと感じた。しかし、私が友達・家族に座学で学んだことを伝え、また、海岸に行った際にごみ拾いを行うことで、少しでもごみが海に沈むことを防ぎ、また人に危機感を持ってもらうことで、未然にごみ捨てを減らすことができると考えた。少しは、自然環境のことや環境破壊のことを勉強していると感じていたが、実際は、私が知っていることは、ほんの一部なんだと分かった。さらに勉強していかなければならないと考えた。
 捨てたごみが海の底で長い間分解され、小さい粒子となってウミガメのガンを引き起こしたり、スーパーの袋を誤って飲み込んでしまったために、ガンになってしまうことが分かった。また、海の底に沈んでしまったごみは、私達で拾うことができないことも分かった。私達が、海などの自然にもたらした影響についてもっと深く学んでいきたいと感じた。
 座学でうみがめが危機に瀕していることを知ってもらい、海岸の清掃をして、海にごみが沈まないこと、また、海岸で無事にタマゴを産めるようにするための活動。また、私達は、わたしたちが何気なく行っている行為が自然に影響を与えていることを理解していないと感じた。少しは、自然環境のことを考えていると思っていた。しかし、今回の活動で、私が知っていると思っていたことはほんの一部にしか過ぎなかったことを痛感した。しかし、今回の活動で、人間が自然に与えている影響が他にもまだあるはずなので、その部分もこれから勉強していきたいと感じた。
情報コミュニケーション学科1年 井上智尋