日本一の温泉地・別府の魅力に迫る! 「文化と観光」オプション講座 in 別府を開催しました
2025.05.30
5月10日(土)、共通科目「文化と観光」の一環として、「温泉」をテーマにした現地オプション講義が開催されました。今回は、講義室で学んだ内容を実際に現地を歩き、見て、触れることで理解を深めることを目的に、20名の学生が参加しました。舞台となったのは、源泉数・湧出量ともに日本一を誇る観光都市・別府。現地を案内してくださったのは、国際総合学科の堤先生です。先生自ら「別府八湯温泉道」のうち88湯を制覇したという筋金入りの“温泉名人„です。
まず、学生たちは温泉の熱水源となる鶴見岳・伽藍岳・由布岳を周遊し、火山活動と温泉の仕組みについて学びました。続いて、別府八湯の中から特色の異なる2つのエリア、「明礬温泉」と「鉄輪温泉」を視察しました。
明礬温泉では、湯の花製造小屋や明礬地獄を見学し、温泉資源の伝統的な活用方法や景観の魅力について学びました。鉄輪温泉では、温泉井戸や湯治宿、共同浴場(ジモ泉)、蒸し窯などを見学し、温泉が観光資源としてだけでなく、療養や地域の暮らしに深く根ざしている様子を体感しました。
参加学生からは、「温泉が生活の一部であることを初めて実感でき、同じ大分県内でも地域によって文化に違いがあることに驚きました」、「韓国をはじめとする海外からの観光客が多く訪れていることに驚き、温泉が国際的にも大きな魅力を持つ観光資源であると感じました」、「地熱を使ったスイーツがとても美味しかったです」といった感想が寄せられ、教室だけでは得られない貴重な体験をした様子でした。
この経験を今後の学びに繋げていってほしいと思います。お疲れ様でした。
※鉄輪蒸し湯では、普段は入浴客が多く見学が難しい石室を特別にご案内いただき、石菖の効能などについても丁寧にご説明いただきました。職員の皆様には、この場を借りて心より御礼申し上げます。
・当日の動画等は国際総合学科Instagramにて公開中⇒★