夏韓国語短期研修奨学生選抜試験に、国際総合学科の学生が合格しました

2023.06.20

 

 2023夏韓国語短期研修奨学生選抜試験に、国際総合学科2年の井上寧々さんが合格しました。

 本奨学生プログラムは、韓国政府機関である国立国際教育院の「2023韓日共同高等教育留学生交流事業・学部短期課程」として、日本全国で20名(学部生)を選抜するもので、 8月の3週間を通して、韓国で「韓・日文化コンテンツ専門家養成コース」が受けられます。 (「授業料・航空券・宿泊費・食費」のすべて無料。韓国政府が奨学金としてすべてを支援。)

 井上さんは中学生の時に行ったホームステイをきっかけに韓国に興味を持ち、韓国語の勉強を始めました。特に釜山広域市(プサン)に興味があり、地元宮崎県から近く、釜山外国語大学に3年次編入学ができる芸文短大へ入学しました。

 入学してからは、様々な授業を通じて語学の楽しさを再確認し、韓国語を更に学習。2年生になってからは韓国語能力試験(TOPIK)6級(最上級)も取得できました。

 奨学金プログラムについては、朴貞蘭准教授(韓国語)の授業で案内がありました。当初は奨学生としての責務に不安があったものの、卒業研究や留学生活、その後のキャリアを考えると、チャレンジしなければ必ず後悔すると思い、受験することを決意しました。

 応募書類の作成では初めて自己分析を行い、朴先生から指導や助言を受けながら、ゼミで学んだ内容を自分なりにまとめ、簡潔で一貫性のある文章を心がけました。また面接試験では、韓国の文化など、質問に上げられそうな話題について深く調べ、様々な質問に答えられるように準備しました。

 合格の知らせを聞いた時は「とても驚きました。まず先生と両親に報告しないと、と思い、その日は家に帰ってもしばらくは信じられない気持ちでした」と当日の事を振り返ります。

 担当する朴貞蘭先生は井上さんについて「1年次に成績優秀者としても選ばれた井上さんは、ゼミや授業においても自分の意見をしっかり述べられる非常に真面目で優秀な学生さんです。今回、奨学生として選抜されたことは、日頃自分の夢や目標について真剣に考え、それが達成できるように日々努力してきた結果だと思っております。」と話します。

 ネイティブな会話は朴先生の他にも、ホームステイでお世話になったソウルの友人と、その縁で仲良くなったプサンの友人と交流することで実践する井上さん。「韓国語にも方言があり、イントネーションの違いが理解できた時はとても興味深く思い、勉強に飽きません。韓国語は私にとって本当に相性が良い言語だと感じています」と話します。

 留学中はネイティブの友達を作り、たくさん交流したいと準備をする井上さんは「自分の意見をしっかりと伝えられるよう研鑽したい」と笑顔で答えました。