2016年度 第2回学生選書ツアーを開催しました

 

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読書の秋!

11月26日(土)、大分市内のジュンク堂書店にて
「選書ツアー」が行われました。

各学科より選ばれた、総勢8名が参加しました。
今年度第2回目の開催となります。
今回はどんな本に巡り合えるでしょうか?

 

 

 

 

 ◆選書ツアー◆

 

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選書ツアーでは、ひとり2万円の予算内で本を選びます。
ぜひ図書館に置いてほしい本、おすすめしたい本、普段はなかなか買えないけれど学科や大学に必要だと思う本などなど、
よりたくさんの人に読んでほしいと思いを込めて、
1冊ずつ手に取り吟味します。

友達同士で相談したり、事前に下調べをしていたり。
約2時間、予算ぎりぎりまで粘って選びました。

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日常で書店に立ち寄る時は
興味のある内容の本棚ばかりに目が行きがちですが、
選書ツアーでは「図書館に置く本」を意識しているためか
普段では通り過ぎる棚から選んだ
という学生さんもちらほらおりました。

行き慣れた書店でも視点が変わると、新たな発見や
今まで目に入らなかった書籍との出会いが生まれますね。
 

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そして意外に苦戦するのは、手に取りやすい文庫を中心に選ぶと
なかなか予算に届かないという点!

広い店内を何周もしたり、検索画面で調べたり。
図書館でみんなが手に取る本だからこそ、納得できるまで探しました。
それもまた、選書ツアーの醍醐味かもしれませんね。

 

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開始から約2時間。
手にしたカゴの中には、話題の新刊から学科に役立つ専門書まで
あわせてなんと112冊が集まりました!
時間をかけて丁寧に選んだだけあって、面白そうな書籍が目白押しです。

なぜその本を選んだのか?詳しくは翌週の「意見交換会」にて発表です!




 

 ◆意見交換会◆

 

sensyo2016_02_0412月2日(金)16:20よりグループ学習室にて、
選書ツアー参加者7名と教員・図書館職員3名の計10名で
意見交換会を行いました。

参加理由について、読書が好きで参加した人もいれば、
小学生以来、読書から遠ざかっていた人も。
授業で先生から紹介された、という人もいました。

また「読書の時間をどうやって確保していますか?」との質問がありました。
「通学中の電車内で」「授業と授業の合間に」という回答が多く
みなさん比較的短い時間を活用しているようです。

sensyo2016_02_05友達や周囲の学生の利用について尋ねると、
休憩中はスマホを使ったり、調べ物もインターネットで
済ませることが多いそうです。

また「自分の考えを持つため、本を読めば情報を得られる」
との意見に対して、
「まず先に、自分の考えを持って読む必要があるのでは?」
という反応もありました。

自分の意思や言葉を持つためにも、
思考が柔軟な大学生の今だからこそ「読書」が重要なのですね。


 

貴重なご意見ありがとうございました。
参加されたみなさん、おつかれさまでした!

 


選書ツアーの感想

  ・掲示板のポスターを見て知った。参加して楽しかった。
・大学に入って本を読むことが減り、これを機会にまた読もうと思う。
・自分が好きなだけではなく、みんなに読んでもらうことを意識して選んだ。
・ゼミの先生から勧められて参加した。
・選んだ本がもしあまり読まれなかったらどうしよう。楽しかったが、本を選ぶ大変さを知った。
・図書館を利用して知った。
・参加した皆さんの熱量がすごい。
・デザインの本は高いので、そんなに苦労はしなかった。

 

本を選んだ理由

  『ミッケ! 』ジーン・マルゾーロ文、ウォルター・ウィック写真
   ・デザインが凝っている絵本で、発想やイマジネーションが得られるかもしれないと思った。

  『「八咫烏」シリーズ』阿部智里著
   ・作者が20才の時、自分とあまり変わらない年齢で賞をとってすごいと思った。

  『お店の解剖図鑑』高橋哲史著
   ・ふだん読まない建築の棚から選んだ。店内の配置などから良いお店かわかるかもしれない。

  『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル著
   ・英語の本だが、みんなが知っている内容なのでスラスラ読めそうだなと思った。

  『おとな女子が見たい世界の絶景100』世界の絶景100選考委員会編
   ・学科で観光の授業もあるので、世界の絶景を選んだ。

  『ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方』苫米地英人著
   ・本の読み方が変わった1冊。今は1日2冊のペースで読んでいる。

  『反抗と自由』エーリッヒ・フロム著
   ・ドイツのファシズムから自由について書いており、世界が広がった。

 

図書館職員へQ&A

  Q1. 図書館の利用が増えることで、いいことはありますか?
A1. 本を読むことは必ずプラスになります。20歳の時に読む本、60歳になった時に読む本、その時その時で読んでいないと、
  振り返った時に寂しいと思う。せっかく環境があるので、本を読む習慣を身につけてほしいです。

  Q2. 職員の方が選ぶ図書はどうやって決めていますか?
A2. 毎月書店から送られる新刊案内を参考にしています。

  Q3. ベストセラーをもっと入れてほしいのですが。
A3. ベストセラーの中には流行によってすぐに廃れるものも多い。大学の図書館なので、長く残る書籍を意識して選んでいます。

 

図書館への要望など

  ・学科ごとに読んだ図書の傾向がわかると、調べる参考になる。
・地政学の図書を入れてほしい。
・かわいい表紙を見て手に取ることもあるので、そんな展示があると興味を持てるかもしれない。
・ポップで本の紹介があると良い。

 

 


 

 ◆学生選書ツアーコーナー

 

 

 

  選書ツアーで購入した本は、全部で112冊。
入口横の「学生選書ツアーコーナー」に配架しています。

ぜひ手に取って読んでみてください!*選書リスト* (851.7KB)


学生選書ツアーは年2回開催されています。

来年も開催予定ですので、
募集の際は掲示や図書館HPにてお知らせいたします!

 

 

 

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