鶴崎二十三夜祭に参加しました!

2014.08.01

 

 肥後熊本藩の飛び地として栄えた鶴崎。関ヶ原の戦いの後、加藤清正公によって、物資輸送や参勤交代の出港地として、開発され栄えました。清正公(せいしょうこう)の遺徳を偲び、命日の7月23日に国道197号を歩行者天国として二十三夜祭が行われ、清正公の生きた49mを走る「国道一番」などが行われました。

 芸文短大は、毎年このまつりに参加してきました。今年は国道197号線国宗交差点の地下道付近に東ステージをつくり運営しました。美術科2年の松本江里加さんによるライブペインティング、芸短ダンスサークル、芸短卒業生の矢野順也さんのジャグリングや、地元のJ☆DANCE、スタジオALMAさん、ミスユニバース大分県代表などが参加しました。

 「まつりは楽しいがゴミがひどい」という声に、ゴミを減らすために、袋にゴミをもってきてくれたらストラックアウトを楽しめ、お菓子がもらえる、子どもたちにも手伝ってもらうゴミステーションを設置。小さな子どもたちが楽しめる、お面作りやうちわ作りを楽しむワークショップなども行いました。

 ステージのフィナーレを飾る鶴崎踊りは正調鶴崎踊りです。芸文短大には鶴崎からたくさんの入学者がいます。鶴崎踊りを踊った学生も大勢います。一生懸命鶴崎踊りを覚えた学生が、ステージの最後に「みんなで踊ろう」と提案してくれました。最初は学生だけだった踊りも、地元の方がだんだんと入ってくれました。子どもや年配の方、男の方も。お孫さんと一緒に踊ったり、何十年ぶりかに踊ったという方がとても喜んでくれました。鶴崎という地域の文化の豊かさを感じました。みんなにとって一生忘れられないまつりになりそうです。

 

以下は参加した学生の感想です。
 地元・鶴崎のお祭りである二十三夜祭の活動が大学のサービスラーニングで経験できるということで参加してみた。
代表者会議では、時間の確認、音の確認、コーンが一個分狭くなるなどの説明を受けた。後はMCさんとの詳しい確認や、芸短の名札を配って回ったりした。ステージが始まるとそっちにかかりっきりになった。私は時間通りに進んでいるかを予定表に本番の時間を記入していっていた。そして、ライブペイントの板などの運ぶ作業の手伝いなど細々したことをしていた。休憩時間近くではワーク・エコを回りきちんと休憩できているのかを確認してステージに戻った。鶴崎踊りになると時間の測定をほかの人に手伝ってもらい、鶴崎踊りに参加した。
 当日参加の人たちをテキパキ割り振ることが難しかったからか時間が少なく感じて、代表者会議にバタバタしてしまった。当日バタバタしないために名簿を作って割り振っていたが当日参加をメールで伝えていない人や、来るはずであった人が来ないなどで大変だった。ステージでは、芸短の人たちは時間ぴったりでよかった。鶴崎のほうで時間が押す感じになったので、鶴崎の出し物が終わった後の、芸短の出し物のほうに影響がでたので時間が心配であったが、最後の片づけを鶴崎の人、芸短生で一斉に行ったので大丈夫だった。 時間とかの予定を立てたらそれが予定通りに進んでいるのかを確認するようにしていたので、今回のステージの時間も記録を取ることができた。予定を立てておくことが重要だということと、一年生実行委員の人は木曜日にあっていた会議に確実に参加でき、流れがわかる子を付けたほうがいい。そして当日に何か説明があるときはその子にお願いしたほうがいい。当日のその場で詳しく説明すればいいや、と思っても当日はバタバタするので前日か当日の午前中のうちに伝えておく、それか各ブースの実行委員代表にラインで知らせて説明しておいてもらうと少しはスムーズに進む。お祭りとかに参加し盛り上げていくことで、その地域の活性化に少しでもつながるのではないかと思った。
 今回の活動のように、決められた範囲内で一から自分たちで作り上げていくのはたいへんだった。しかし、これは社会経験になったと思う。人の上に立ち、人をうまく引っ張っていきながら今までしたことのない行事を成功させる、のそのために必要なものは何なのかを今体験できた。
 何事も後回しにしないで気付いたこと、変わった点・追加点などは早目に報告しておくほうがいい。一年生実行委員長は会議に参加する子でないとだめ。流れがわかっていないので頼むことができない。今まで行ってきたことをしっかり記録して来年につないでほしい。
情報コミュニケーション学科2年 木下久美子


 鶴崎商工青年部の方の講義でみた映像のなかで「国道1BAN」が盛大に行われていてお手伝いをしたい、と思ったからです。アスリートが集まるなかで競ったレースをスッタフ側としてお手伝いしながら周りの雰囲気をかんじられたらいいなとおもったので選びました。
 優勝者をあてる抽選券の配布、会場づくりのお手伝いをしました。あまりお話する機会はなかったのですが、芸短OGの方や鶴崎青年部の方から来年もまた一緒に活動しようと声をかけていただきました。抽選券を配布しているときには地元のかたでいつもこれを楽しみにしてるんだという方と、今年の選手についておはなしをしました。選手の情報について事前に知っていることで抽選券配布のときお役にたてたのではないかと感じました。 何か月も前から会議をしたり、予選会をしたりしてこの日のために多くの人がそれぞれの役割をはたしていることを感じました。また国道1BANでは、県外の方も参加していてこの祭りの規模がおおきくて、多くの方が知っているんだなと感じました。国道1BANの規模の大きさと知名度の高さを感じました。
 年代をとわず、みんなが一緒になって楽しめるお祭りが毎年行われていて清正二十三夜祭がみんなに愛されていることがわかりました。地元でなくても地元のお祭りのように楽しめるし、スタッフとしてまた参加できたらいいなとおもいました。
国際総合学科1年 柳田沙季