「地域社会特講Ⅱ」で大分県選挙管理委員会による出前授業を行いました

2017.11.15

 

 選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられてから初の総選挙が10月に実施されましたが、大分県選挙管理委員会では、若年層の政治意識を高めるための「出前授業」を高校や大学で実施しています。

 
 本学でも県選管の依頼を受け、11月7日(火)、「地域社会特講Ⅱ」の授業で、「選挙に行こう!~大学生も有権者だ~」と題して出前授業を行いました。講師は、県選管の高橋祐(ゆう)氏。受講生の7割程度は、すでに投票経験がありましたが、「10月の衆院選では、県内18歳の投票率は57%、19歳は25%とさらに低い」というデータを示され、学生たちも「これでは若者の声が政治に反映されない」という問題意識を抱いたようでした。

 

 

 後半の体験学習「国会議員を選ぼう」では、実際の記載台と投票箱を使って模擬投票を行いました。「大友しょうりん」「福沢よきち」「瀧けんたろう」という架空の候補者3名の重点政策(公約)を高橋さんから説明。その後、学生全員が投票し、代表学生4名により開票作業を行いました。

 

 

 


 


 

 
 開票の結果、雇用対策に重点を置く福沢候補が、子育て支援を訴えた瀧候補を小差で破って当選。この結果については、「子育て支援も大事だけど、まずは生活の安定を優先したのでは?」「自分が投票した候補が当選するとうれしい」など、さまざまなコメントが寄せられました。

 最後に、高橋さんは、「模擬投票でしたが、投票そのものは簡単です。ぜひ次回の選挙にも参加して欲しい」と結びました。今回の授業を通して、「選挙とは、自分にとって、そして社会にとって何が大切なのか」を考える機会であることを学べました。学生のみなさんの積極的な投票参加を期待します。