「2018年度全日本吹奏楽コンクール課題曲指揮法講座」を開催しました

2018.05.22

 

 5月15日(火)、「2018年度全日本吹奏楽コンクール課題曲指揮法講座」を本学音楽棟小ホールで開催しました。

 この指揮法講座は、吹奏楽コンクールの課題曲を題材に、実際に中学・高校吹奏楽の指導者が公開リハーサルを行い、音楽科の講師陣と共に現場で生じる様々な問題を考察する講座です。

 毎年多くの中学・高校からの吹奏楽部顧問の先生方が参加しており、今年は県内各地から60名に及ぶ受講がありました。

 

 

 

 

 今回は課題曲Ⅳ「コンサート・マーチ『虹色の未来へ』」と課題曲Ⅲ「吹奏楽のための『ワルツ』」で5名の受講者が、国内有数の指揮者でもある森口教授(指揮法)の指導のもと、実技を行いました。

 今年度着任した松宮専任講師(作曲)がピアノ演奏をしながらの楽曲分析を行い、作曲家の立場から曲の構成や特徴等の解説を行った後、本学ウインドオーケストラの前で実際に指揮を振りました。
 清水教授(ホルン)と髙田専任講師(オーボエ)からは演奏家の立場からアドバイスがあり、楽譜に忠実な演奏になるようなトレーニング方法や、審査員目線での指摘なども送りました。

 機会の少ない指揮法講座に、受講者は納得いくまで何度も指揮棒を振り、指導を受けた受講者が再度指揮を振ると、オーケストラの音色がみるみる変化しました。

 


 

 

 聴講のみなさんもスコアにメモをとったり、一緒に指揮を振ったりと意欲的に受講していました。森口教授、清水教授等による片肘の張らない指導で、充実した内容の講座はあっという間に終了しました。

 参加者のみなさんからは「楽曲分析では、楽曲の解釈やコード進行の説明はとてもわかりやすく、演奏者としても勉強になった。」「例年より参加者が多く、またバリエーションもあったので、聴講だけだったがとても参考になった。」といった感想が寄せられました。