「佐藤美枝子客員教授 声楽特別公開レッスン」を開催しました

2019.06.06

 日本を代表するソプラノ歌手の佐藤美枝子客員教授による声楽特別公開レッスンを6月1日(土)、2日(日)の2日間にわたって行いました。

 佐藤美枝子客員教授は大分県立芸術緑丘高校のご卒業で、チャイコフスキー国際音楽コンクールで日本人初の第1位を受賞した世界的に活躍するプリマドンナです。

 

 2日間で12人の学生がレッスンを受け、佐藤客員教授は発音や口の開きかた、歌う姿勢、発声イメージなど、一つ一つ丁寧に教えてくださいました。

 「一度ついた声の癖はなかなか治らない、指摘されたことを本人が自覚し、常に意識して直そうとする姿勢が大事。」「今日聞いたことを心に留め、向上心を持って取り組んで欲しい」と呼びかけられ、聴講者の皆さんは、佐藤客員教授のレッスンに耳を傾け、メモをとりながら聞き入っていました。

 

 聴講者からは「レッスンを受ける心構えから歌の発声に対してまで、幅広く勉強になれてよかったです。」「これからもこのような機会をたくさんとってください。」などの感想が寄せられました。

 


 

<佐藤美枝子客員教授:プロフィール>

 大分県立芸術短期大学附属緑丘高等学校卒業。武蔵野音楽大学卒業。(公財)日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第9期修了。
 (公財)五島記念文化財団の奨学生としてイタリアに留学中の1998年、第11回チャイコフスキー国際音楽コンクール声楽部門で日本人初の第1位を受賞。1995年、ローマにて「リゴレット」のジルダでオペラ・デビュー。その後ブルガリアのソフィア国立歌劇場に招かれ、「ランメルモールのルチア」と「リゴレット」で出演し、大絶賛を博す他、国内外で多数のオペラに出演し、好評を得る。第9回出光音楽賞、第7回五島記念文化賞オペラ新人賞、第2回ロシヤ歌曲賞、第10回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞、第3回下総皖一音楽賞の各賞を受賞。武蔵野音楽大学准教授、上野学園大学客員教授、藤原歌劇団団員。