本学教員の研究が「サントリー文化財団」の研究助成に採択されました

2019.08.09

 本学国際総合学科の城田愛准教授が代表をつとめる共同研究が、昨年度に引き続き、公財「サントリー文化財団」の2019年度研究助成「地域文化活動の継承と発展を考える」に採択されました。
 

 この研究は「民俗芸能『エイサー』の創作にみるグローバル化と再ローカル化に関する研究:越境する琉球國祭り太鼓の活動を中心に」を研究テーマとし、沖縄の民俗芸能「エイサー」に、どのような創作アレンジがほどこされ、どのような社会的ネットワークを介して、日本国内および海外の移民先ハワイを中心に、グローバルに拡大していくのかを検証するものです。

 1982年に設立され、「サントリー地域文化賞」を受賞している創作エイサー団体「琉球國祭り太鼓」の事例を中心にとりあげ、「ハワイ化されたエイサー」のような、異なる地域の民俗芸能との融合や共演、そして多様化する演者のバックグラウンドにも着目し、文化の越境にともなう地域性の強調・協調の実態、および再ローカル化の過程を、あきらかにしていきます。
 

  共同研究者は、琉球國祭り太鼓創設者・演出家の目取真武男氏と事務局長の伊賀典子氏、沖縄県立芸術大学附属研究所長の久万田晋教授、筑紫女学園大学の森田真也教授です。

 採択結果は、サントリー文化財団のホームページで紹介されています
 https://www.suntory.co.jp/news/article/13535.html

 


写真:琉球國祭り太鼓ハワイ支部と福島出身でハワイ大学留学中の学生による演舞「花は咲く」
(2019年3月9日、「第25回ホノルル・フェスティバル」にて、城田愛撮影)