認知症について理解を深めるためのリーフレットを作成しました

2021.08.12

 

 専攻科造形専攻ビジュアルデザインコースの1年生6名が認知症について理解を深めるためのリーフレットを作成し、8月4日(水)に関係者へプレゼンテーションを行いました。 この取り組みは上野ヶ丘地域包括支援センターから依頼を受け、授業の一環として実施したもので、課題について同センターと認知症の症状や相談先などのヒアリングを重ね、グループワークを行いながら作成しました。

 プレゼンテーションでは、出席の上野ヶ丘地域包括支援センター職員、医療関係者、民生委員、大分市関係職員等の皆さまに、学生からコンセプト、レイアウト、配色、表紙のキャッチコピー等を説明しました。

 関係者からは「デザインの過程が見えて勉強になった。配色も優しい色に仕上がっている」「とても良いデザインで、認知症への理解が深めていけると思った。出来上がったらいろんな場面でリーフレットを出していきたい」等の言葉をいただきました。また専門家の視点から、より利用しやすいリーフレットにするためのアドバイスもいただきました。

 西口顕一准教授は「どうやれば情報が伝わるのかを、学生中心に考え作成しました。大学で学んでいることを発表する機会をいただけて感謝します」とあいさつ。学生は「認知症について、当初は『忘れやすい』という知識だけでしたが、支える側の様々なことを知り勉強になりました。今後自分が実際に支える側の立場になった時に進んで対応できるようにしたいです」と話しました。