弥栄神社所蔵「府内祇園祭礼図絵馬」の科学調査を実施しました
2025.07.24
7月3日(木)、大分市弥栄神社が所蔵する「府内祇園祭礼図絵馬」の赤外線撮影調査および非破壊顔料分析調査(蛍光X線分析)が本学にて実施されました。
本調査は、『公益財団法人文化財保護・芸術助成財団』からの研究助成を受け、歴史観光学研究室の堤先生と、装潢技術による文化財の保存・修理を専門とする『修理工房 宰匠株式会社』さんによって行われたものです。
この調査は、昨年度より本学、国際総合学科の学生が古国府・上野地区の住民の皆さんと共に取り組んでいる「祇園祭礼復興プロジェクト」の一環であり、地域文化の象徴でもある大絵馬の調査は、プロジェクトにおける最優先課題の一つとなっていました。
調査当日は大学近隣の多くの住民の方々にもご来学いただき、本調査への関心の高さと、失われた地域文化に対する強い思いがうかがえる機会となりました。
本大絵馬の研究に取り組む国際総合学科2年の八木 陽花さんは、「今回の科学調査を通じて、絵馬の新たな側面を発見でき、とても貴重な経験になりました。調査結果を地域に報告することで、地域の活性化に貢献できたら嬉しいです」と話されていました。
※公益財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団 ⇒ ★
※2024.12.10 HP掲載記事 ⇒ ★
※当日の様子は国際総合学科Instagramにて公開中 ⇒ ★