広島市立大学×堤平神社の大絵馬再現模写の事例を国際総合学科の学生が視察しました
2025.09.10
9月3日、国際総合学科の学生と大分県立歴史博物館の井研究員が、堤平神社(広島市安佐南区東野)の大絵馬『天岩戸図』『一ノ谷の戦い』の推定復元模写事例の視察を行いました。
大絵馬の制作は、堤平神社からの依頼を受け、広島市立大学芸術学部、日本画研究室の荒木亨子教授と大学院生たちによって行われたものです。
当日は荒木教授から制作過程や制作上の工夫、彩色技法等について説明を受けた後、堤平神社総代の藤岡信行さんのご案内で、原本と復元絵馬の両方を見学させていただきました。明治初期に制作された原本は経年劣化により図像の多くを失っていましたが、科学的調査や近隣神社の類似絵馬の調査を基に図像を推定するなど、さまざまな工程を経て見事に再現されていました。
視察に参加した学生は「弥栄神社の大絵馬復元に向けて、実際に現場で実物を見たり、氏子の方々の反応を伺ったことでこれから着手する事業への実感が湧き、大変参考になりました」と話していました。
広島市立大学の荒木亨子教授、そして総代の藤岡信行さんには、残暑の厳しい中にもかかわらずご対応いただき、誠にありがとうございました。
今後ともご指導ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
・広島市立大学 日本画研究室 荒木先生の取組み事例はこちら ⇒ ★
・大分市弥栄神社における大絵馬の調査 ⇒ ★ ★ ★
・当日の様子は国際総合学科Instagramでも公開中 ⇒ ★