アートスネイクが「世界一長いフェスティバルスネイク」に認定されました

2014.12.07

 

  世界一長いお祭りのヘビをつくりギネス世界記録に挑戦しようという、アートプロジェクトが11月30日、大分市ガレリア竹町で行われました。県内の大学短大・美術館・美術関係団体でつくり実行委員会(委員長中山欽吾学長)が、大分県が生産量日本一の真竹を使って世界に誇る竹文化をアピールし、大分県立美術館の誕生を祝おうと6月から県内30カ所にのべ3,000人が参加して、長さ151,33mの「夢錦ヘビ」をつくりました。里山の手入れが行われなくなり、生命力の強い竹がはびこり森林の荒廃や土砂崩れが起きています。このため竹の有効利用をはかり里山保全にも役立てようと、環境団体も参加しました。子どもから大人まで多くの方が参加しこれまでの記録108.22mを大きく超えるアートスネイクが完成しました。竹で骨組みを作り紙を巻き、ハート型のうろこに夢や好きな絵を描いてもらい「夢錦ヘビ」を飾りました。

 本学は、学内で3回、竹田で2回、臼杵、佐伯で1回の制作ワークショップなど、多くの活動に参加しました。7月に地域社会特講でこのプロジェクトの事務局のみなさんに講演をお願いし、8月近くの学童保育のみなさんと制作、10月には11日と大学祭の26日に制作を行いました。竹田の楽市楽座とミニ竹楽、臼杵の救急の日のイベント、佐伯のスパイスプロジェクトなど、各地のイベントにあわせて制作ワークショップを実施しました。また、アートスネイクプロジェクトのホームページ・フェイスブックページの運用も担当しました。

 11月30日、参加者前日に組み立て完成した「夢錦ヘビ」を300人が担ぎ、ギネスワールドレコーズジャパンの公式認定員の認定を受けて、世界一長いフェスティバルスネイクに認定されました。情報コミュニケーション学科・国際総合学科・美術科の学生30名が参加したほか、音楽科の学生がファンファーレを演奏しました。ファンファーレの中、中山学長と菅章大分市美術館長が認定証を受け取りました。

     

 

以下は参加した学生の感想です

 今まで、ギネスプロジェクトに参加してきてそれの集大成ということなので、最後まで見届けたいと思い参加しました。蛇の先端を運ぶ係りをさせていただきました。ボランティアや、そのほかにも手伝ってくれた友だちやお年寄りの方もたくさん来てくださって、「何やってるの?」とかを聞いてくれる方がいました。その時には、今までの活動や今日の目的などを丁寧に説明し、協力を求めたりしていました。
蛇のつなぎ目のところを持っていたのですがすごく不安定で、いつ壊れるか心配でした。しかし、周りの方の手伝いだったり、自分でもよりしっかりと支えることにして何とか最後まで運ぶことができました。活動する上で、日ごろ勉強していることをどう役立てましたか。普段バイトでたくさんの人と会話をしているので、人とお話することは苦手ではなかったのですが、スーツ姿のお兄さんに声をかけられた際に何故か緊張してしまいました。しかし、何とか話をすることができて自分にとっての新たな経験ができたなと思いました。人と話すことの楽しさをより感じることができました。
 一つの活動にはたくさんの人たちの協力が必要であるということを知りました。
街や商店街で運営する活動にもっと参加したいと思いました。多くの方と協力することでより地域の活性化に繋がるということです。あんなにたくさんの方が来てくれるなんて私自身予想していなかったので、大人数でなにか大きいことにチャレンジするなんてすごく大変なことですが、その分得られる喜びなども大きいことに気づきました。
 最近は、様々な活動に積極的に参加しているので、成長したなと思います。昔はあまり自分から活動に参加したり誰かに話しかけたりをすることができなかったので、こうやつて積極的になれた自分にびっくりしています。これからも、楽しい活動にたくさん参加していきたいです。

情報コミュニケーション学科1年 川邉佑奈

 

 今回は、芸短祭と同時にこちらのアートスネイクがエレベーターホールで行われていたので参加しました。また情報発信特講で先生が何度も告知をしていてとても気になっていたのでえらびました。実際には竹で作られたポールのようなものに模造紙よりも頑丈な紙が貼られていて、それに画用紙を切り取って様々な形に切って貼り付けました。アートスネイクに参加してくれた方に今回のギネスにチャレンジしていることを説明したりしました。
 
色んな方が来てくれたので今回の企画の趣旨やまた学生生活について、そして芸短について話しました。私は工作をすることが苦手で切り張りがすごく嫌いなのですが諦めようとしたら友達が助けてくれました。また小さい子供さんがアイディアをくれたりしたので様々なカラフルで素敵な作品が作れたように感じます。様々な人とコミュニケーションをとる機会が多いサービスラーニングでは人と話すことがとても自分は得意になった気がします。小さい子には話題を変えたり年配の方には芸短の学生生活をお話ししたりと世代によって話題を変えました。ギネスはみんなでチャレンジするものなのでみんなで協力することの大切さを感じました。アイディアが浮かばないときはお話ししたり、また色んな方に参加していただけるように声かけをすることは大切だと学びました。この企画を通して使われない竹が有効活用されたり、また竹を通して芸短全体がギネスにチャレンジしようとする盛り上がりをもたらしてくれることです。もしギネスに認定されたらみんなサービスラーニングにもっと興味を示してくれると思いました。小さい子と話をすることは苦手でしたが話題を変えたり楽しい話が出来る自分を発見できたのでこれからも自分の可能性はあると思うので様々な活動に積極的に参加したいです。

情報コミュニケーション学科1年 星野里緒菜