三井住友銀行大分支店長が講義を行いました(2)倒産しないために「倒産とは何か」を知る

2015.12.14

 

 前報でお伝えしたように情報コミュニケーション学科の社会起業論の講義は、全15回の講義中3回、三井住友銀行の和田友宏・大分支店長をお招きし、リアルな現場と起業の関係についての知識を習得します。

 本講義は、その2回目です。このタイミングでの講義には、とても重要な意味があるのです。それは、この講義を境に事業計画書の制作に受講生が取り組むからです。そのため、最終評価となる事業計画発表会の審査員となる和田支店長の評価視点を述べてもらいました。また、銀行が事業資金を貸すポイントは何かを学ぶ時間でもあったのです。つまり、倒産することがわかる相手には、お金は貸せないということです。

 この「倒産する」とは、一体何なのでしょうか?つまり、お金(資金)が回らない状態で、ある期日までにお金が支払えない状態のことを言います。

 これは、単に借りたお金を返せないだけではありません。仕事が順調に回っていても、取引先からの支払いが滞れば、当然自分の会社の支払いも滞ります。

 このように倒産には、様々な形態があります。特に社会問題を解決することを仕事にする場合、相手からの支払いが一般的にわかりづらい状況にあります。この部分を他者に説明して、納得してもらえなければ起業はおろか、倒産前提の起業を支援することになるのです。

 社会起業の場合は、通常の起業と異なり、お金の集め方も様々です。行政からの助成金、一般市民からの寄付やクラウドファンドなどがあります。つまり、自分たちが行おうとする取組みが地域社会にとって必要不可欠であれば、お金の大小は別として集まってくる世の中になってきたのも事実です。

 受講生は、1月末頃開催される事業計画発表会(期末試験)に向け、事業計画書づくりに専念していきます。また、今後の講義内容もアクションプログラムへと移行していきます。つまり、座学を半分した後に後半は、その講義に即した事業計画書の項目部分について整理し、帰宅してからの本格作成のための知識収集時間となっていきます。

 次回3回目の和田支店長をお招きしての講義は、1月末に開催する事業計画発表会です。この発表会で、本物の支店長が融資をしたくなる事業は登場するのか!その結果やいかに・・・。