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寄稿「音楽を一生モノに」 卒業生 眞名井 悠紀子(2006年度卒業生)

2021.7.19更新

 このたびは開学60周年を迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。

 私が在学していましたのは平成17年からの2年間です。普通科高校から進学した私は、入学当初、周りのレベルの高さに圧倒されました。演奏の技術や知識の豊富さはもちろん、特に驚いたのはコンクール等の本番でベストを尽くせるよう、常日頃から身体のケアに努め、意識を高く持ち続ける同級生の姿でした。その姿に自分との差、特に精神面での差を思い知らされたことを今でも鮮明に覚えています。

 また、最初は授業の内容が理解できず、毎晩辞書と参考書を片手に課題に取り組んだことも懐かしい思い出です。

 専攻は理論分野でしたが、副科の声楽やピアノ、打楽器も楽しく、特に声楽は今でも歌曲を口ずさむくらい大好きでした。

 基礎知識すらままならなかった私が、楽曲分析で卒業研究論文を完成させるまでに成長できたのは、専門性の高い授業と厳しくも丁寧に寄り添って指導してくださった恩師のおかげだと感謝しております。

 卒業後は一般企業へ就職をした後、縁あって本学の入試広報専門員・広報専門員を5年間務めました。母校に恩返しをする思いで、受験生や保護者、高校の先生方に本学の魅力がたくさん伝わるよう、大分県だけでなく九州・四国・中国各県を飛び回る毎日でした。どの県、どの高校に行っても本学は高評価であり、それは私が在学していた時と変わらない充実した学びと親身に寄り添う教職員、そして今も頑張り続けている在学生や卒業生たちのおかげであると感じました。

 現在は一般企業で採用広報等を担当し、本学で培ったスキルを活かしながら働いております。音楽は趣味として続け、私にとって心を豊かにするために必要不可欠なものとなっています。

 これからも本学で得た成長への姿勢と感謝、そして音楽を一生続けていきたいという気持ちを大事にしたいと思います。

 未筆ながら、今後の本学のご発展と関係者の皆様方のご活躍を祈念致します。

卒業生 眞名井(旧姓:荒川) 悠紀子

 

●芸文短大入試広報員としての活動
「芸術緑丘高校説明会が開かれました」(2015年8月28日)